香港赴任日記

香港赴任日記

初めての海外赴任で起きたこと、思ったことなんでも

香港でのコロナウイルスワクチン接種レポート

2021年6月に香港渡航後、3週間の隔離を経て7月に下界に降り立ってからもう1か月ちょっとが経ちました。先日香港で新型コロナウイルスのワクチン(ファイザー製)の2回目の摂取が終わりましたので、せっかくなので記事にしたいと思います。

予約は夫がほとんどやってくれたので、その辺の情報は薄いかもしれませんが💦予約、接種会場、接種時のやり取り、接種後の副反応等々をまとめてみます。

 

※2021年7月時点での香港の情報です※

 

 

はじめに

今回ワクチン接種についてまとめていますが、結論から言うと副反応は微熱と少しの腕の痛み程度で大したことがなかったので、「副反応に向けてこれを用意しておくべき!」みたいなことは記載ができていません💦

副反応に怯え切っていたのでツイッターなどでいろんな人の意見を見て、ポカリや熱さまシート・解熱剤、すぐ食べられるカップうどんやゼリーなどを買い込んでいたのですが、結局一切使いませんでした。笑

そういう情報を求めている方がもし見ていましたら、必要な情報が載っていないと思いますのでご認識のほどお願いします。

また、基本的に接種会場は写真NGなので写真はありません。

 

そして基本ステータスは下記の通り。

・夫30代前半、妻20代後半の夫婦二人

・両名とも持病、既往症なし

・BioNTech(ファイザー製)のワクチンを接種

・3か月ほど前の4,5月に別のワクチンを接種歴あり

 ※これは今回の摂取に何も関係ないかと思いますが念のため…。

 

ちなみに別のワクチン(狂犬病など)を摂取したときの情報はコチラ。

narufj.hatenablog.com

 

 

ワクチン予約

香港IDが必要

まず大前提として、ワクチン予約には香港IDが必要となります。我々と同様に海外赴任で香港に滞在する場合には渡航前にビザを取得しているかと思いますが、ビザラベルのみではワクチン予約ができません。渡航後に香港で香港IDカードの申請をする必要があります

香港IDカードの申請・受取等については、夫の会社の人が通訳でついてきてくださって特に我々はよくわからなかったので、このブログに載せることは差し控えますが…

一つここに情報として載せておきたかったのは、香港IDの申請から香港IDカードの発行までは約2週間ほどタイムラグがあります。ただ、申請時に受け取れる仮IDの紙(IDカード発行までの間カードの代わりとなるもの)の時点で、ワクチンの予約は可能です!

実際に我々は仮IDのカードの情報を基に、ワクチン予約をしました。

 

ネット予約が可能

予約自体はとても簡単で、専用サイトで各接種会場の空きの確認~予約までできてしまいます。ワクチンの種類もsinovacとBionTech(ファイザー)で分けてありますので安心です。そしてサイトは英語も確認できるのが嬉しいところ~!

www.covidvaccine.gov.hk

 

本当に簡単なので、必要とされるかわかりませんが予約の流れも載せておきます。

f:id:narufj:20210831193906p:plain

香港 コロナウイルスワクチン予約画面

上記リンクをクリックし、サイトのトップページから「Book Vaccination」をクリック。

 

f:id:narufj:20210831194211p:plain

香港 コロナウイルスワクチン予約画面

※2021/8/11時点でのキャプチャです。年齢制限の記載がありますが、予約するタイミングでの制限等最新の情報をご確認ください※

希望するワクチンの種類を選択。下に「Change」や「Cancel」等もありますので、予約の変更やキャンセルもこのサイトでできるようですね。変更等はしていないので詳しくは書きません💦

 

f:id:narufj:20210831195028p:plain

香港 コロナウイルスワクチン予約画面

BioNTeckの方をクリックするとこんな感じで注意書きが出てきます。(青い波線は省略線のつもりで入れてます笑)よく読み、問題なければ一番下の「Start Booking」をクリック。

 

f:id:narufj:20210831195846p:plain

香港 コロナウイルスワクチン予約画面

またまた、注意書きのようなものがでてきます。よく読み、問題なければagreeのところにチェックを入れてNextをクリック。

 

f:id:narufj:20210901155142p:plain

香港 コロナウイルスワクチン予約画面

香港IDの番号や生年月日などの必要情報を入力し、「ロボットではありません」のところにチェックを入れてNextをクリック。

 

…で!大事なこの後の情報は、私の香港IDナンバーでは進めませんでした💦もう接種済ですよね?!みたいに出てきてしまって…逆にデータ管理きちんとされてて安心ですな!

肝心なところが載せられなくて申し訳ないですが、この後は接種会場ごと/接種日時ごとに空き状況のページが出てきて予約を進める形だったかと思います。

 

予約が完了すると登録した電話番号にSMSが届きます。また、接種日の前日にもそれぞれリマインダーメールが届きます。当日会場に入る際にメールを見せる必要がありますので、どちらも削除せずに保管しておきましょう。

 

ちなみにですが、空き状況は「何人分空いているか」までは分からないです。英語力が本当に壊滅的なのでどうしても夫と行きたかったのですが、二人分一緒には予約できないので、賭けで一人予約してみて→すぐに私も予約する。の戦法でいきましたが無事運よく同じ日時で予約ができました。

この後のレポのところにも書きますが、会場に行ってみると予約時間まで待っている人たちがちらほらいたりするので、各時間帯に1,2人が上限ということもなさそうなのでご参考までに…!

 

ワクチン接種レポート

摂取スケジュール

我々のワクチン接種スケジュールは下記の通りでした。平日は夫が仕事があるので土曜の午前に限って探したためか、一番近い土曜日は朝わりと早い8:30、しかも家から少し遠い会場しか空いておりませんでした💦とはいえ現在の日本と比べると全然予約は取りやすい方かと思います。

 

7月19日(月)    予約

7月24日(土)8:30   1回目接種

8月14日(土)10:00 2回目接種

 

予約についてはひとつまえの項目にまとめてありますので、こちらでは各接種日当日の流れ等についてまとめたいと思います。

 

摂取1回目

摂取会場

1回目の摂取会場はこちら。Causeway bayから徒歩で10分くらい歩いたと思います。グーグルマップ頼りにして行ったら入り口の反対側についてしまったりして笑、ちょっと迷ったのでもう少し時間かかったかな…?

www.lcsd.gov.hk

 
摂取の流れ

基本的に待ち時間はとても少なく、到着からものの5分で接種自体は終わりました。接種後15分の待機時間があり、8:30の予約で8:50頃には会場を出ていました。詳細は下記のとおり。

 

●予約10分前に到着

予約時間ピッタリにならないと中には入れないようになっています。外で待っている人たちがチラホラいますが、それも10人以下なので密にはならない状態で待つことができました。

 

●会場に入る

会場の入り口で、前日に届いたリマインダーメールを見せ、※Leave Home SafeアプリQRコードを読み取ります。

Leave Home Safeアプリとは、香港で建物や飲食店に入る際に必要なアプリです。香港到着後にすぐDLしておくことをオススメします。不安な方は、アプリではなく紙に指名や連絡先を記載すればokなようなので、各施設の指示に従えば問題なしです。

 

そのまま道順に進み、上の階に上がるともう1度メールを見せてと言われますので提示します。

 

●カウンターで応対後、待機

上の階にカウンターがありますので、そこでまたメールと香港IDカード(または仮IDの用紙)を見せます。

「ここを読んでチェックつけてね」とパンフレットを渡され、番号を指定されるのでその番号が記載された椅子で待機します。待機場所でボールペンをもらえますので、指定された箇所にチェックを付けてスタッフさんにボールペンを返します。

 

●待機場所の移動

待機から5分ほどで番号を呼ばれ、スタッフさんの指示に従いさらに上の階に移動します。上の階でまた席を指定されますので、そこで再度待機。

 

●ブースへGo!

3分ほどで呼ばれ、指定のブースに行きます。ブースには番号がありますし、私がキョドっていたからか英語で番号を伝えてもらい&案内もしてくれたので迷いませんでした。笑

 

●いざ、接種

カウンターでもらったパンフレットと一緒に、香港IDカード(または仮IDの用紙)を渡します。下記の質問に答えます。

・名前は?

・1回目の摂取ですか?

・病気などはありませんか?

…などなど。これ以外も2,3個聞かれたんですが、英語力が皆無すぎて何言ってるか分かりませんでしたが基本No!で乗り切りました。笑

 

摂取自体は全く痛くなく、サクッと終わります。ガーゼを当ててもらい、ちょっとガーゼ持っててね~と言われてそのあとシールを貼ってもらいました。

 

●接種証明の受取

摂取したその場で接種証明のような紙を受けとります。氏名・IDナンバーに間違いがないか聞かれ、問題ないと答えると終了です。

 

●接種後15分待機

ブースを出るとまた番号を言われますので、番号記載の椅子で待機。待機しているとスタッフさんが来て、接種証明に記載されている接種時刻から15分後の時間を付箋に書いて渡してくれます

 

●待機終了

付箋に書いてある時間になったら、勝手に立ち上がって出て行ってOK。出口に居るスタッフさんが、マスクをくれます。これにて終了です!

 

副反応

1回目のワクチン接種では、接種から約5時間後に腕の痛みが出てきました。ただ痛みと言っても、じっとしていれば耐えられないほどの痛みではありませんでしたし、腕を動かしたり接種した箇所を押したりするとちょっとウッとなる程度の痛みでした。事前に調べていてよく見かけた腕の痛みの副反応のような、腕を上げられないとか激痛というほどではありませんでした。

その痛みも2日続いた程度で、3日目くらいに気づいたら痛みがなくなってた、という感じ。夫も同じような副反応でした。

 

ということで1回目の副反応は腕の痛み以外ほぼありませんでした。同じ筋肉注射で言うと、香港渡航前に接種した狂犬病のほうがよっぽどキツかった…><参考までに、渡航前予防接種の記事はコチラ↓

narufj.hatenablog.com

 

 

摂取2回目

摂取会場

会場は1回目と異なりコチラ。こちらの方が駅からの場所もわかりやすかったです!Kowloon tongの駅から徒歩すぐ。地図で見ると出口Dが一番近いようですが、我々が出た改札が悪かったのか地下からDには行けず💦出口B1から歩いて行きました。

www.edb.gov.hk

 
摂取の流れ

●会場に入る

1回目と同様、時間ぴったりにならないと会場には入れないです。そしてたまたまかもしれませんが、今回は外で待機している人はほとんど見かけなかったかな…?

ちなみにここは建物に入ってすぐのところでは特に受付等せずエスカレーターで2回にあがると「vaccination」みたいな張り紙がありますので、その紙に従って一旦屋外に出ます。そこからまっすぐ行けば、右側の少し小さい通路みたいなところを歩くとワクチンの受付がありました。

 

●メール、IDカードの提示

外でアルコール消毒だけしてもらったら、建物内のスタッフにメールとIDカード(または仮ID)を提示します。また1回目同様、パンフレットをもらいます。

 

●待機場所へ

待機の椅子のNo.を指示され、座ろうとしたところすぐさまスタッフにつかまりました。暇なのかな…笑

立ったまま「前回打ってから体調悪くなってない?」と聞かれ、Noと答えると持っているパンフレットにチェックを付けられ、そのまま案内された方へ進みます。

 

●ブースへGo!

この時点でまだ10:05。到着から5分しか経ってない笑

優し気なおばちゃまで安心。

 

●いざ、接種

以下の質問に答えます。英語が分からずにいたら、こちらの会場では質問事項が書いてある紙も見せてくれました!紙見てもピンときてないところもありましたが笑、基本Noと答えておけば大丈夫でした。

・前回打ったワクチンの名前は?

・前回打ってから体調悪くなっていない?

・コロナにかかったことはない?

などなど。

 

1回目の接種時はまだ香港IDカードを持っておらず仮IDの用紙で乗り切ったのですが、2回目の時点ではIDカードを入手していたため、2回目はカードのスキャンもありました。スキャン後、パソコン画面に表示された氏名・生年月日に間違いないか確認されます。

okと答えるとすぐに接種。1回目では聞かれなかったのですが、2回目は「左腕で良い?」と2回くらい聞いてくれました。2回目の方が副反応が辛いからかな?それともこのおばちゃんが優しかったのか…。同じようにガーゼで抑えたあと、シールを貼ってもらいます。

また、接種から15分後の時間を書いたシールを右肩に貼られます。ブースを出て待機場所へ。

 

●接種後、15分待機

また待機場所も指定されます。1回目接種時は時間になったらみんな勝手に出て行ってましたが、ここでは右肩に貼ってもらったシールに書いてある時間になったらスタッフさんが来て、「体調大丈夫?」と聞いてくれてOKと伝えたら終了。

また出口でマスクをもらって終了です!

 

副反応

1回目は腕の痛み以外何もありませんでしたが、2回目の副反応は下記の通り。

 

・摂取から7時間後 腕の痛み(強い痛みではない)

・接種から12時間後 頭痛(こちらも強い痛みではない)

・接種から26時間後 発熱(平熱36.5に対し37.3程度)

→解熱剤服用し3時間ほど寝たら治ってました。

 

1回目と異なり39度とかの高熱が出る人もいると聞く中、この程度の副反応で良かったなと心の底から思いました…。

ちなみに一緒に接種した夫は熱も頭痛もなく、1回目同様腕の痛みのみで終了だったようです。強い男で何より。

 

副反応についての参考資料

ここに載せるまでもないかもしれませんが、副反応が不安すぎて事前にいろいろと調べた中で、私にとっては一番納得&安心できた資料はコチラです。

www.mhlw.go.jp

日本の厚生労働省のサイトで、ワクチン接種後の副反応についてデータでまとまっています。ワクチンの種類ごとにも分かれているし、随時更新もされているのもありがたいところです。また、発熱や全身倦怠感については年齢・性別ごとにグラフで見られるようになっていました。これで見ると、令和3年7月7日時点では20代女性の2回目接種後の発熱は50%強。約半分の人が発熱しないと思えば、少し前向きな気持ちで接種ができました。結局発熱しましたが…笑

 

こういうデータって、もちろんワクチンを接種した人全員にアンケートを取っているわけではないだろうし、発熱はまだしも頭痛や倦怠感って感じ方も人それぞれだよなと思ったりするので…どこまで参考にしようと思えるかも、人それぞれかと思います。ただ、個人的にはこれが少しでも冷静になれるデータだったので載せてみました!(とにかく接種前は冷静じゃなかったということ笑)

 

おわりに

こんな感じで我々のワクチン接種は終わりました。ワクチンを接種することも怖いしコロナも怖い世の中ではありますが、打ちたいと思ったときにすぐに打てる環境で良かったなという気持ちです。

 

…ここから下は個人的な備忘のような内容なので読む必要もなしです…

そもそもワクチンを摂取するしないは個人の判断によるところになっていると思いますが、私は新しい情報を取り入れるのがうまくないので、接種の判断も予約も完全に夫に任せきりでした。

そして我々が香港に渡航した2021年6月というと、日本でのコロナウイルスのワクチンはまだまだ医療従事者の方や高齢者の方への摂取が始まったばかりの頃で、その上香港でも30歳以上でないと接種できないという話を聞いていたので、私はもうワクチンは打たないのかもなーなんて思っていました。とはいえ香港はコロナ罹患者も1日一人出るか出ないかくらいだと聞いていたし、むしろ香港に行ってしまえばワクチン打たないで済む?ならまあいっかーくらいに考えていました。笑

 

ところが7月に入って香港に住む人に話を聞いたら既に16歳以上の人が接種可能になった、とのこと。

そしてファイザー製が先になくなる見込みとの話も聞き、夫が「打つならファイザー製が良い」というので、ファイザーの在庫がなくなってしまってから後悔はしたくないのでできるだけ早く予約しようということに。(香港ではワクチンそのものに疑問を持つ人も多いらしく打つ人は少ないようですが、やはり在庫は減っているようです)

 

個人的には、前述の通り私はあまり情報に強くないので「できたてのワクチン怖い」という頭の悪そうな感想しかなく、ワクチンを打たなくても済むならそれでいいかなと思っていたのですが…。もし夫が打つのに私が打たなかったとして、それでどっちかだけに何かあったら後悔するなと思ったのと、あとはコロナにかかった場合に味覚障害の後遺症がまれに残るという情報だけ見て(嘘かもしれません笑)、食に人生の重きを置いているので味覚障害があっては多分平常心では生きていけないだろうと思い、ワクチンへの怖さよりコロナへの怖さが上回ったので、接種を決めました。理由もアホみたいだなぁ…笑

 

 

そんなゆるくてぬるい気持ちでのワクチン接種でしたが、コロナが少しでも早く収束してほしい気持ちでいっぱいです。早く日本の友人にも香港に遊びに来てほしいし、私も日本に一時帰国して美味しいお寿司を食べたいな…。今のところ香港に居る期間は2年間の予定なので、その間に海外旅行ができるようになることを祈るばかりです。

 

わたくしごとも交じりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。