マチルダでの入院生活は恐らく大変快適だったと思います。
恐らくというのは…日本含めて他の病院で入院したことがないこと、さらに産後の記憶がほぼないことなどから自信がないためです。笑
でもまーお高いだけあってホスピタリティも素晴らしかったし、前回の記事のとおりご飯はおいしいし、特に大きな不便も感じない素晴らしい生活を送れました。
マチルダでの入院生活編、これまでの記事はコチラ~
ちなみにこの記事、何が書きたかったのか自分でもわからないです。いつもか?
でも多分自分が妊娠前、もっと入院中のこと詳しく知りたい…と思っていた…気がする…?ので、またとりあえずなんでもかんでも書いてみました。
とにかく何よりもほぼ母子別室で至れり尽くせりだったのが最高で、退院してからの生活がめちゃくちゃ怖くなってしまったくらい。デメリットはそれくらいかな笑
毎日の生活
基本的には寝たきり
バースプランでも母子別室を希望していて、実際出産してからも特に希望は変わらなかったのでそのまま別室にしてもらいました。
産まれてきた赤ちゃん見たら気持ちが変わる…なんて聞いたことあったけど、変わらないどころか当時全然可愛く思えていなかったので、できる限りなんでもかんでもやってもらっていました。笑
なんでもってのは本当になんでもで、
・おむつ替え
・ミルクの調乳、授乳
・沐浴
・お着換え
などなどぜーーーんぶです。
最後やっべー!ちゃんと教わってから退院しなきゃ!となる退院二日前くらいまで、私がやってたのは母乳あげることだけ。
やっべー!のところは後述します。
なので本当にほぼ寝たきり状態!
日本の産院では、帝王切開でも術後2日とかで「歩きなさい!」とか言われてなるべく歩かされる?歩行練習する?とかいうのを聞いてたので怯えてたんだけど、
トイレとシャワー自力で頑張れよ!以外は特に歩く練習とかはさせられませんでした。
母子別室にしてると赤ちゃんがいる部屋まで来い!とか言われるとも聞いてたけど、そういうのもなく。
とはいえ3時間おきに授乳
まっ寝たきりとはいえ授乳はありますね。
ミルクは全部やってくれてたんだけど、唯一私がやらねばならぬ母乳(当然)は、毎度授乳の時間になると助産師さんが連れて来てくれるシステム。
しかも私はベッドのリクライニングで座った状態で、赤ちゃんを受け取り、終わったらそのまま赤ちゃんを渡す。
立ち上がらない。その後は赤子たちの部屋に連れて帰ってもらって、ミルクあげるのも全まかせ。以上。笑
これが3時間ごとに行われて、本当にきれいに3時間ごとだったので0:00、3:00、6:00、9:00、12:00…て感じで毎日時間が変わらなかったのも助かりました。
でももしかしたらだけど未熟児ボーイだったんで、寝てても起こして必ず授乳しましょうねって感じだったのでぴったり3時間おきだったのかも?
それに全員同じ時間だったら助産師さんたちも大変だもんね…?だから人それぞれ時間とか間隔も違ってくるかもなのでご参考までに~!
このさ~授乳するだけの時間もお腹痛くて痛くて、腕とか上げるだけでも痛くて、
さらにパジャマの仕組みもよくわかってなかったんで毎度のようにてこずったんだけど、そういう服の脱ぎ着も手伝ってくれたり、本当~にみんな優しかった。
ちなみにパジャマは肩のところでボタンで止まってるだけだよ!それが難しいんだよ!腕も動かしたくねえんだよ!何するにも腹が痛えんだよ!
とはいえお休みもさせてくれる
3時間おきとはいえ、夜中だったり退院前は気遣ってくれて「大丈夫?やれそう?」と聞いてくれました。
でも最初はこんくらい頑張らなきゃ…という気持ちでなるべく頑張ってたんですが、
退院前は「退院して10日後に母が手伝いにくる」って話をしたら、
「信じられない!!そんな状態で退院するの?!?じゃあ寝なさい!!!」とのことで問答無用でまる2日ぐらい夜は全く起こされず朝まで放置でした。
まあ…私の場合入院4日目ぐらいで母乳が軌道に乗りはじめて、朝起きたらパジャマびしゃびしゃになってたり、ガチガチになって痛かったり、
眠れたんだかなんだか…て感じにもなりましたが、赤ちゃんの世話が絶対にない!と思うだけでもだいぶ気軽なもんでした。
搾乳機の貸し出しあり
余談ですが当時未熟児だったマイボーイ、直接母乳を吸う力がなく哺乳瓶でしか液体接種できなかったので、
3時間おきに授乳と書いたけど授乳というよりも吸う練習をさせて(吸わない)(吸えよ)、
10分くらいしたらあとは助産師さんが連れて帰ってミルクをあげてくれて、私はそこから病室で自分で搾乳機で搾乳する流れになっていました。
病院にはメデラというブランドの電動搾乳機が3台ほどあり、それを貸し出してくれます。
貸し出しとはいえ肌に当たる部分や母乳が入るカップはもちろん毎回消毒された清潔なものを使えます。
置いてある場所は赤ちゃんがいるスペースの近くなので、その辺に行って助産師さんに「Pumpくーださい」って言えば多分わかってもらえます。笑
ちなみに最初の頃は助産師さんが持ってきてくれて、返すのも助産師さんを呼んでたんだけど、
退院二日前くらいに初めて会ったとある助産師さんにお願いしたら「エ…?」みたいな顔されたのでどうやら違うらしいということで笑、そこからは自力で借りたり返しに行っていました。
電動だけど下にキャスターがついてるので、重かったりしないし運ぶのはラクチンです。
洗ったり消毒とかはやってくれるから、それもまたラクチン。
返すときには母乳が入ったカップも一緒に渡しまして、名前などのラベリング?っぽいことをしてくれて、冷蔵庫に保管してもらえます。
その分は次の3時間後の授乳時間にあげてくれてました。
つまり母乳は取るだけ取って、私は別にあげたりしない。これが後々あんな問題を引き起こすとは───(大したことではない)(もちろん希望すれば毎回あげさせてもらえると思います)
リネンの交換はシャワーのうちに!
ベッドシーツなどのリネン交換は言わないとやってくれません。(多分)
ちょこちょこ書いてるけどこのリモコンの青のボタンのほうがスタッフさんを呼ぶボタンで、リネン交換は助産師さんではなくスタッフさんがやってくれるので、青ボタンで呼びましょう!
ちなみに一生懸命英語調べてプリーズchange linenプリーズとか言ったんだけど全然伝わらず、結局なんて言ったら伝わるのかわかんなかったんだけど、ワタワタ身振り手振りしてたらわかってもらえました。笑
で、リネン交換中ベッドの近くで待機というのもなんだし、立ったり座ったりするのは最小限に抑えたいし、シャワーの前にお願いしておくと良かったです。
せっかくシャワー浴びたらきれいなベッドで寝たいしね!
詳細は後述しますが私は術後3日目からシャワー解禁だったので、つまるところそれまでシーツも替えずに過ごしていました。笑
みんな、すげー優しい
いろんなところに書いてる気がするけどとにかくみんなすごいやさすぃ~~!
助産師さんはもちろん、ちょこちょこ出てくるスタッフさん(リネン交換とか食事の配膳してくれる人)も通訳さんもみーんな優しい。
婦人科の先生も、小児科の先生も優しい。
正直病院って誰かしら怖い人がいるイメージで、私は病院に行くと誰かに怒られると思ってるんですが、そんなことは一度もなく。
この後また書くけど私があんまりに赤子に会いに行かないから見かねた助産師さんに「寂しかったら会いに来て良いからね~」と言われたんだけど笑、
このときも全然怒ってる呆れてるとかいうふうもなく、なんなら心配という感じもなく、世間話的に言ってくれたのも助かりました。
この優しさが入院中のノンストレスの要因の第一位と言っても過言ではなく、いろいろと教えてもらったり何かちょっと頼んだりっていうのがためらわずにできるってすばらしかったです。
ていうかもう3時間に1回は誰かしらに必ず会うんだもの嫌な人いたら終わってるよね。
(これは盛大なフラグです。今後の展開に乞うご期待ください。)(産後の終了メンタルのせいで一人生理的に無理な人ができてしまった話)(その人は何も悪くない)(おわり)
術後のトイレ、シャワー
術後翌日からトイレ解禁
こんな話までする?って感じなんだけど、人生初開腹手術の民なのでなんでも書かせてください(?)
手術前、麻酔後に尿道カテーテルを入れてからトイレは行きません。
麻酔後に入れるから入れるのもまじで無感覚。
そして当然だけど本当に尿意がなくて不思議な感じでした。
手術が終わったのは23:00頃、カテーテルを外したのは翌日の21:00頃でした。
その日も8:00にはおかゆを食べたり、昼にはもう固形物の最終形態(?)ステーキ食べてたりしてたんだけど、運良くうんはもよおさずに済みました。笑
ちなみにカテーテルはあと何時間ぐらいしたら外すからね~とか、外した後の初トイレ=術後の初歩行になるので行くときは必ず助産師を呼んでね!とか、逐一細かく説明してくれました。
術後は立ち眩み?とかが起きやすいから、トイレで倒れたりしても駆けつけられるようにトイレ行くところから終わるところまで助産師さんが付き添ってくれます。
一応トイレまで連れて行ってくれたあとは、ドアの外にいてくれるんですけどね。
そんでこれね…また産前産後の痛みにフィーチャーして1記事書こうかなとは思ってるんだけどね…痛み的には第3位くらいの気持ちでした。
取るの自体は、なんかゾゾゾとするくらいで特に痛みという痛みはなかったんだけど、そのあと初めてトイレ行ったときが…もう…だめでした…
痛いというか、痛いんだけどツーンというか、初めての感覚、キイイイヤアアアア!!!って叫びたくなる感じ…
最初出るまでも時間かかるし、その間ずっと助産師さんが横で待ってるし、ヴッ…思い出すのも嫌な…
いやほんとになんの話?友達も読んでるのに恥ずかしくなってきた。
術後3日目からシャワー解禁
予後にもよるかもしれませんが、私の場合は術後3日目の朝の婦人科So先生の回診の際にお腹の傷の様子をチェックしてもらい、「もうシャワーOKだね~」と言われてシャワーが解禁になりました。
でも自分のお腹の傷は見えないし、何より痛くてまだまだ歩くのもままならぬ状態だったので、
正直やったー浴びれる!というよりも「えっこの状態で一人でシャワー?!まだ傷口ぐじゅぐじゅじゃないの?!無理無理無理!!!」が強かったです。
だって痛すぎてかがめないのにどうやってシャワー…?浴びれるのは浴びれるとしても足は洗えないし拭けない…?と思いつつ、
まあさすがにそろそろシャワーを浴びたかったので言われた当日に浴びることを決意。
助産師さんにシャワーを浴びたいと伝えると、なんかいろいろ準備をしてくれます。
さすがにまだ傷口は保護していなければならないので、お腹に貼ってあるテープは防水とはいえその上からなんかよくわからんものでぐるぐる巻きにされました。
なので実質腰回りはまだ洗えず、上半身と足をちょろっと洗えるかなぐらい。
まあでも足はほぼ無理なんで、とりあえず髪の毛を洗って(これもお腹痛いけど)上半身洗ってなんとか終了…て感じでした。
とにかく痛みは我慢するしかないんだもんね、そりゃそうだよね。
でもそれでも浴びないよりはすっきり。
このぐるぐる巻きは確か自分で取って、シャワー出たところにあるごみ箱に捨てたかな…確か。
退院日までシャワー時はぐるぐる巻きが必要でした。確か。
だから退院後初めて自宅でシャワー浴びるときは、「貼ってあるテープだけで大丈夫だよ~心配だったらラップぐるぐる巻きにしてね!」とかって言われて、エッ大丈夫なの?!と思った記憶があります。
まあ結論、めんどくさいからラップもなしで入って大丈夫だったんですけどね。
授乳、沐浴指導
早めにスケジュールを確認すべし!
前述の通りわたくし、ほとんどベッドに滞在して赤子を持ってきてもらう以外は特に育児をしていなかったんですが笑、
何日目かに助産師さんから「寂しくなったらいつでもベイビーに会いに来て良いのよ~」と言われ、そこでやっとアッそういうもんか!と気が付きます。笑
それが多分退院3日前とかだったんで、そのタイミングでようやくそろそろミルクの調乳とかおむつ替えとか沐浴とか教えてもらわんとやばいやん…となり、慌てて「教えてほしい」と伝えてスケジュールを確認しました。
まじで何もできない状態で退院しそうだった。
おむつ替えと授乳に関しては3時間おきには少なくとも行われるのでなんとかなるけど、沐浴は1日1回なのでいつでもというわけにはいかず。
私の場合は15:00が沐浴の時間で、練習させてもらわなきゃ!と気が付いた時にはもう15:00を過ぎていたのでその日は教わることができず。
残り2日、本当は退院日は午前中には退院なので沐浴の予定はなかったみたいなんだけど、なんとか退院日含めて2回確保してもらうことになりました。
夫とのスケジュール調整も早めに!
かくいう私は歩くのにも立つのにも腹が痛すぎて重い物(赤子)を持つなんてもってのほかで、沐浴を全くやる気がなかったので、
退院後も夫にやってもらう気満々だったために夫との時間調整も必要でした。
何より私だけでなく夫もおむつ替えもミルク調乳もできない状態。
夫婦そろって本当にどうするつもりだったんだ。
なのでその最後の2回分どうにか時間を調整してもらって、無事来てもらうことになりました。
マチルダは中環から無料のシャトルバスが出てるけど1時間に1本だし、中環発は最終が午後12:40発だし、マチルダ発は13:40以降しかないし…(2024/5時点情報)
行きも帰りもその時間に合わせて、とかって考えると15:00に間に合うには?とかいろいろ面倒でした。
マチルダのシャトルバスに関してはHPに載ってるので最新情報はこちらでご確認ください~
How to go the hospitalってところ押すと出てくるよ!大変見づらいね!
練習中の動画を撮っておくべし!
これは二つの意味で撮って良かったなと思っており、
①やり方を後から見返せる というのはもちろん、
②夫の初めての沐浴を残せた というのもめちゃくちゃでかかったです。
準備とか片付け含めて全部撮ると10分くらいになっちゃうから当時はスマホの容量が…とか思ってたんだけど、
貴重な初めてシーンを残せたおかげでたまに見返してはちっこい~かわいい~ぎこちねえ~ってやってます。
これも多分後で書くんだけど、入院中は産後メンタル終了に伴い子供が全然可愛く見えない症候群を発症しておりまして、ほとんど写真も動画もないんですよね。
そもそも授乳時間以外はほぼ会ってなかったわけだし。笑
まあきっといつかは可愛く見えて、もっと写真撮っておけばよかったって後悔するんだろうなと思ったからというだけで撮ったのが数枚。
そして案の定大後悔中なので、なんでもかんでも撮っておくに越したことはないです。
月並みなこというけど新生児期、死ぬほど大変で毎日のように号泣してたけど、今振り返れば一瞬なのであのほよほよガリガリのときのことを忘れつつあります。
今のもちもちぷよぷよもめちゃくちゃ可愛いんだけど、せめて写真でたくさん残しておけば良かった…
手とか足とかをズームした写真とか…足の細さとか…顔の小ささとか…そういうの…ウェッ(泣)
最後話がだいぶそれて私の後悔日誌となりましたが、入院生活で書きたかったことは大体こんなもんだと思います。
あとから思い出したらちょこちょこ追記していくかもしれません。
ではでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!