先日ライオンロックに登ってきた記事も書きましたが、立て続け(と言っても1か月経過していますが)にドラゴンズバックにも登ってきました。
さっそく結論から言うと、ライオンロックよりも遥かに!!!とんでもなく!!!楽ちんコースでした。
所要時間はライオンロック約1.5H、ドラゴンズバック約2.5Hとドラゴンズバックの方が長いんですが、何より坂や上り階段が非常に少なくほとんどが下りか平らな道。
初めてこちらに来ていたら多分キッツーとかほざいていたと思うんですが、ライオンロックを経験した私は「こんなもん楽勝じゃん!」と楽しむことができました。
ちなみに…2022年1月からコロナ感染が爆発して、夜の飲食店の営業中止などの規制が行われてきましたが、その後も収まることなく2月中旬頃からさらに規制が厳しくなりました。
そのため、以前は登山中であればマスクは必須ではなかったものが、現在はマスク必須に変更…。
ドラゴンズバックくらいならマスクをしていても行けちゃうかもしれませんが、ライオンロックや他のハイキングコースはキツイと思われるので、我々は当分ハイキングも見送る予定です。次はいつになることやら。。
気を取り直してドラゴンズバックのハイキング経験談です!
ドラゴンズバックとは
ドラゴンズバッグとはその名の通り龍の背中のような道になっていることから名づけられた名前だそうです。
香港には風水的にある龍脈という龍の通り道を塞がないよう、建物自体に穴をあけているところもあったり、「龍」に対する考えみたいなものが日本人とはまた違っているようです。(私はドラゴンボールしか頭に浮かばない)
話は逸れましたが龍の背という名の通り、なだらかなアップダウンがあるのみという比較的緩やかなコースを歩くことができます。
また、ドラグンズバックの登山口からは40分程度で頂上に到達できますが、その後進路に沿って1.5時間ほど歩くと大浪湾(Big Wave Bay)というビーチに辿り着くことができます。
ドラゴンズバックの山頂までの道のりは道も開けていて眺めも良いのですがさ、山頂からBig Wave Bayまでは眺めも何もない山道をひたすら歩くのみ。たまに流れる小川を見て「わー水だー」という会話が生まれるレベル。笑
そんなアップダウンがない分かなり平坦な道を歩く散歩みたいなものなので、1.5時間が長く感じるかもしれません。
眺めも良くないし、、ということで山頂まで行ってビーチに行かずに帰る人もいるようですが、なんといってもゴールのビーチではクラフトビールが飲める!ということで我々はビール目的で散歩を敢行。
結果的に良い運動になったし(ビール飲んだら意味ないけど)、山も海も楽しめるので個人的にはビーチまで行って良かったなーと思いました!
アクセス
MTRの筲箕灣(Shau Kei Wan)駅A3出口すぐにバスターミナルがあります。
-----2024/2/7追記訂正-----
駅のA3出口と記載していましたが、A2出口が正しい出口です!
先日これを読んでくださった方がメールでお教えくださいました…!
そもそも私が間違っていた可能性が非常に高いですが笑、情報が古くなっていく部分も多いかと思いますのでご容赦ください&何かあればどしどしご連絡くださいませ~~
ありがとうございました!
-----追記終了-----
9番線の石澳(Shek O)行のバスに乗り土地灣(To Tei Wan)停留所で降りると目の前が登山口です。
本当…自分でもびっくりするほど写真が下手ですがこれが9番線のバス乗り場。駅の出口からは奥にグルーッと行ったところにあります。
乗車時間は20分ほどです。
他の方のブログを拝見すると、スリリングなライドを楽しめる!なんて聞いてたんですが、1階に乗っていたからか控えめな運転手さんだったからか、特にスリルを感じることなくボーッとしていたら到着した感じでした。笑
ちなみに我々は旧正月の連休中ともいえる2月5日(土)に行ったからか、9番線乗り場は長蛇の列でした。
旧正月だからというよりは、元々人気のハイキングコース且つ今は香港も規制が多くハイキングくらいしかやることがないというのは皆同じ考えだからかもしれませんが。。
とはいえバスも頻繁にやってくるので、土曜の9:30頃にバスターミナルに到着しても2番目に来たバスには乗車できたため、待ち時間も10分もないくらいで済みました。
運良くというか運悪くというか、2番目のバスにギリギリ乗れるところに並んでいたため椅子には座れず…。1階も2階も立っている人が多く満員状態でした。
それでも私の大嫌いな日本の満員電車ほどではありませんけどね…。
所要時間
ドラゴンズバックの登山口に到着してから途中お昼休憩なども挟み、目的地の大浪湾(Big Wave Bay)への到着まではおよそ3時間弱のハイキングでした。
前の項目にも書きましたが登山口から頂上までは40分ほど、そこからBig Wave Bayまでが1時間半、途中で写真を撮ったりお弁当を食べたりしたので少し時間がかかってしまいました。(でも他の方のブログでは3~4時間と書いてあるので妥当??)
尖沙咀や中環などからの往復を考えると、多めに4~5時間見積もっておくと良さそうです。
メモ:事前準備
①服装:帽子必須!
ドラゴンズバックはかなり道がひらけていて、日差しを遮るものが無いので帽子は持って行った方が良いです!
我々は2月に行って且つ天気もそこまでよくなかったので帽子を持って行かなかったのですが、逆に風が強すぎて頭が寒くなり、冬の時期だとしても帽子を持ってくれば良かったと後悔しました…。
また、2022年2月5日に行きましたが半袖シャツ+風をしのげるジャケット一枚で服装はちょうどよかったです。帽子さえあれば完璧でした。
ちなみにジャケットはこんな感じの。ワークマン女子に憧れて買いましたがただの登山するアラサーになりましたが風は凌げるし軽いし、普段着でも使えて気に入っています。
②飲み物:持参必須!
ドラゴンズバックの登山口は山の中のため、飲み物等を購入する場所がありません!
筲箕灣駅には確か…小さなセブンイレブンがありましたが、ちょっと記憶が曖昧なのでできるだけ電車に乗る前に用意しておいてください!笑
同様に食べ物などももちろん購入できませんので、登山中にランチをしたい場合や小腹が空きやすい人(?)の場合は持参するのをオススメします。
登山口から約3時間歩いてたどり着く大浪湾(Big Wave Bay)にようやくコンビニ的な商店やレストラン的なお店があります。
③トイレ:入り口で行っとくのが必須!
トイレも登山中は一切ありません!筲箕灣駅にもありません!(多分)
駅には本当はあったのあもしれませんが、なかなか見つからず…。駅のバスターミナルから歩道橋を渡ってグルーッと回ると公衆トイレはありましたが、まあまあ歩きます。
ので、電車に乗る前&バスを降りてすぐ目の前にある公衆トイレに行っておくことをお勧めします。
ちょっと…写真が下手すぎるんですが、奥に見えるのがバスを降り場の公衆トイレです。
男女兼用、中もザ★山のトイレという感じでトイレマスター(汚いトイレが無理すぎる私が自称している謎の呼称)としては気分は最悪でしたが、背に腹は代えられません。
山の中で隠れてするくらいならここで済ませておくのが吉でしょう。
飲食店同様、登山口から約3時間歩いてたどり着く大浪湾(Big Wave Bay)にようやく公衆トイレがあります。
ちなみにBig Wave Bayのトイレはそこまで地獄トイレではありませんでした!
いざ、登頂!
登り
登山口にさっそくこんな看板があります!龍アピール。
近くに地図もありました。地図が読めない人間なので撮っても一度も見ることはありませんでしたが、道中行先を示す矢印がたくさんあるので迷うことはありません。
最初だけちょっとツラめの石の階段があります。でもそこまで辛くないです、ライオンロックに比べたら。
道中見える景色が既にとってもキレイです。
山、街並み、海、山と並ぶ景色は何度見ても感動しちゃって、無駄に同じような写真をたくさん撮ってしまいます。
基本的になだらかな道ですが、たまにこうして石に阻まれるような道も。
よいしょっと上るところも少しありますが、基本的には足元に気を付けていれば大丈夫。
分岐点にもこうして立て札が経っているので安心です。
誰かが記念撮影しているのを横から撮ったので知らない人の腕が写っています。笑
香港登山おなじみ(?)のこの謎の数字。
これってなんなんですかね。今回85~100まで発見しましたが、他のトレイルとの続きなんだろうか。よく知らないけど写真を撮る。
こんな感じでちょっとした階段があったり、ほとんど平らな道があったり。
このくらいだと少しくらいならおしゃべりしながら歩けます。ライオンロックは息切れが半端なくて「ツライ」「マッテ」くらいしかしゃべれなかったです。
途中、登山口から15分くらい歩いたところにこんな感じで少し上がって景色を眺められるところもありました。
ベンチは1つだけ、おばさんがずーっと座ってていったい何しているんだろうという感じ…まあ幸い休憩なしでもグングン進めますので、特に困ることもなく。
よいしょよっこらせと歩く石の道。
ずっと平らな道よりメリハリがあってちょっと楽しめます。
その近くにまた休憩スペース的なものが。椅子や手すりがあるのでここは満員ということもありませんでした。
なんだか楽しそうな絶妙な顔をした龍の絵の看板も。誰がデザインしたんだろうか…。
またニッコリ龍。
登頂までのラストは少し階段が続きます。
なんかサトウキビ畑みたーい!と言ったけど夫にスルーされた道。
そして2枚目の写真は、トレイルから外れていく謎の小道です。下って行ったら崖から落ちそう…。
この辺りは山肌がキレイに見えてまた違った景色を楽しめます。
夏の腫れた日に来られたら空がもっと青くてもっとキレイなんだろうな~~めちゃめちゃ暑いから3時間も歩きたくないけど…。
登頂前にも開けた場所があって、ここで石に座って休憩している人も。
ここからの眺めもとってもキレイで、広いので写真も撮りやすかったです。でも風が直で来て頭と顔がキンキンになってしまったので、早々に退散…。
頂上からの景色
登山口からものの40分弱で登頂!
頂上にはこの目印があるので分かりやすいです。
とはいえ登っているときも十分景色がキレイで、頂上からの景色が特別キレイー!ということもなかったので、あまり写真も撮りませんでした。
一応ビューイングポイントは解説してくれますが、よくわからず。。笑
下り(頂上~Big Wave Bay)
一応登山なので下りと表記しますが、これまでも特に登り感もなかったのでここからも特に下り感はありません。
ちゃんと下りっぽい階段とサトウキビ畑みたいな道や、平らに舗装された道が続きます。
思い出したように出て来るので思い出したように撮る番号のやつ。ここから既に番号が飛び飛びです。
これで見ていただくと分かるように、完全に山道に囲まれていきます。
ここで分岐点が。
Big Wave Bayに行きたいけど書いてない…と思っていたら夫が地図を見てくれて、右(TAI TAM GAPと書いてあるほう)に進みました。
写真では少し分かりづらいんですが、1枚目→足を滑らせたら木に刺さりながら転落しそうなのに柵とかない香港あるあるな道、2枚目→なぜこうなったのか舗装したかったのかしたくなかったのかよくわからない道です。
どちらも気を付けながら歩きます。
平らな道と油断していると、木の根っこトラップがあるのも要注意です。
あまり変わり映えしない景色の山道を歩いていると、途中で「ココ川流れてたんかな?」と思われるところを発見します。
それが話題に上るほどに本当に何もなく、話すこともなかった。
唯一のちゃんとしたシャッターチャンス、番号のやつも発見。
ワーー本当に水が流れてるところがあった!これだけでちょっと感動。
相変わらず策がなかったり、雑多に石が詰まれている道。
特に面白くないけどせっかく撮ったので載せる番号。
登山口から2時間弱でBig Wave Bayの文字発見!
それと同時に急に道がコンクリートになります。
コンクリを少し進むと休憩スペースがあったので、ここでお昼にしました。
自分で作った料理は全然好きじゃないけど、外で食べるおにぎりは格別にウマイ。
屋根があるところにはテーブルがないので、テーブル付は1つだけでしたが運良く空いていたので良い景色の中テーブルにお弁当を広げて食べることができました。
そこからまた少し歩いたところにも休憩スペースがあったので、前のところが満員だったらこちらを覗いてみるのも良いかもしれません。
また分岐点がちまちまありますが、この辺はちゃんと「Big Wave Bay」の文字があるので安心。
途中コンクリではなくなるところもありますが、平らだったり綺麗に舗装されていたりするので歩きやすいです。
登山口から約2時間半、海辺の街並みが見えてきました!
そしてラスト遂に100番を発見ー!90番台あんまり撮れてないけどまあいっか。。
ゴール:Big Wave Bay
一気に山感がなくなり、海沿い感が出てきましたー!
なんだか素敵な建物も。Big Wave Bayの看板があるだけで、お店とかではなくてお家なのかな??
さっそくコンビニ的な小さい商店が!
お茶、アイスや、さっそくここでも瓶ビールが売っていましたがちょっと我慢…。
ほとんど道なりですが、迷っても手作り感満載の看板が出迎えてくれるので大丈夫。
この少し狭い階段を登っていくと…
小さなレス都連や、サーフィングッズのレンタル?販売?をやっているお店が数軒並びます。
なんだかカラフルで海に来た感ある!
この辺のお店は階段をのぼって右手にありますが、海は左手です。
じゃーん!ビーチ!
誰か私に写真のセンスをください~!!曇りが言い訳に使えないくらい下手な写真。。
海の近くに公衆トイレもあります。
そしてこちらが海辺のレストラン!
今回はお昼を別途食べたのでビールだけ飲みましたが、食事メニューもあります。
とはいえバーガー類などの食事は150HKD超、軽めのスナックも50ー65HKDとやはりちょっとお高め。
また、メニューの上の方に小さいシールが貼ってあって「旧正月の期間は10%のサービス料がかかります」と記載がありますので、旧正月以外はサービス料とられないみたいです。良心的~
ビールは注文ではなく、冷蔵庫に入っているものを勝手に取ってレジに持って行きます。
DRAGON'S BACK, BIG WAVE BAY, HONG KONGの3種類があります。2022年2月現在、1本40HKDでした。観光地プライス!
運良く一番海側の席が空いたのでそちらでいただくことに。
ペールエール大好きなので、DRAGON'S BACKのほうが好みでした♪
ちなみに帰りのバスは、先ほどのサーフボードなどのレンタルがあったほうの道に戻りそのまま登っていくとバスターミナル的なところがあります。
ちょうどバスが来ていて、運転手のおじさんが「乗れるよー!」みたいに声をかけてくださったので大急ぎて乗ったため、どこ行きに乗ったのかは謎です。笑
筲箕灣(Shau Kei Wan)駅の近くまで帰ってこられて、一人12HKDでした。
おわりに
せっかくブログのためにも写真をたくさん撮ったからいっぱい載せよう!と思ったら無駄なコメントも多くなってしまい、またまたすごく長くなってしまいました。
前回のライオンロックもとても綺麗で良かったけど、上り下りが少ない分ドラゴンズバックの方が最初から最後まで余裕をもってハイキングを楽しむことができました。
何より最後にビール飲めるのが良い~!