やっとこさ出産までたどり着きました妊娠出産レポ。
前回はマチルダでの出産当日のお話をまとめました。
これまでも細かすぎることをいろいろ書いていましたが、今回はさらに細かいお話になっております。
出産の時の話なので出産当日の話ではあるんだけど、前回の記事で出産当日の朝から晩までの話を長々長々と書いたのでちょっとここまで書きづらくなってしまい、、別記事になったというわけです。
いざ、出産
手術室へ───
手術室へは車椅子で連行されました。
破水してて歩いたらあかんかったからで、同じく帝王切開でももしかしたら自力で歩いていく場合もあるのかも?
車椅子も人生初なので、車椅子からの眺めがなんかアメリカのドラマみたいだなーと思ったことしか覚えてなく、手術室に到着してからどうやって手術台に乗ったのか覚えていない。
でも多分看護師さんたちがせーのって持ち上げてくれた気がする。
ちなみに病室から手術室に移動するあいだあいだに、各所で氏名とかの確認が何度かありました。
ま、どこで何を確認されたのかも忘れました。笑
手術室へ入ると総勢8人くらいが待ち構え、こんな夜(10時)になんだか申し訳ない気持ちに…。
後から聞いた話だけど同じくマチルダで無痛分娩だった友達は、医師1名と看護師?助産師さん1名の合わせて二人だったそうな。
人生初麻酔
事前説明
手術の5時間ほど前、麻酔科の先生が病室へ来て問診的なことや麻酔に関する説明をしてくれました。
ちなみにこのときもマチルダの通訳さんは時間を合わせて来てくれたよ!通訳さんいなかったらまじで何もわからず泣いてた!
問診で聞かれたことは今までの麻酔の経験の有無、家族に全身麻酔で何か不調があった人がいないか、糖尿病等妊娠中の問題はなかったか、くらいでメインは説明。
ちなみにちなみに、ちょこちょこ書いてる臍帯静脈瘤のことは麻酔とは関係ないから心配しないでねーと言ってもらえました。
そして説明の内容は…
・麻酔は2本に分けて打つ。どちらも細いが、2本目は結構奥まで入れる
・そのとき脊椎のすぐ近くをとおるので、万が一神経に触れると足に電気ショックのようなものを感じる。感じたらすぐに伝えること。
・血圧が上がったり下がったりするので気持ち悪くなる人もいる。気持ち悪くなったり吐き気があったらすぐに伝えること。
・その他にもとにかく何か違和感があればすぐに伝えること。
あとは麻酔の流れもすごい事細かに説明してくれたんだけど…メモも残ってるんだけど…なんかもう本当何もかも書きすぎかな…省略します!笑
いざ、麻酔
手術台に横になり、麻酔を打ってもらいます。
人生初の手術&麻酔だったわけですが、事前の説明のとおりだったし、
手術の直前にも手術中も、麻酔科の先生が改めて細かく説明しながら麻酔を打ってくれるので安心でした。
さて肝心の麻酔は…想像よりかなり痛くなかった!
超激痛って聞いてたおかげかもしれないけど笑、もちろん無痛ではないけど鈍痛って感じ。全然耐えられる痛み。
あとでも細かくまとめると思うけど、出産における痛みランキングでは超低めです。
人それぞれすぎるから参考にならない気がするけど私的には生理痛と同じくらいかな~続くなら薬飲みたい痛みだけど、体感10秒くらいで麻酔が効いてきて本当に無感覚になったので無問題でした。
まあ出産においては痛すぎて声が我慢できないくらいの痛み、歯を食いしばって涙が出てくる痛みと比較してるのでそりゃそうなんですけどね…この辺の話は産後にでてきます(謎予告)
話に聞いてた通り最後確認のためにお腹に氷を乗せられて冷たくないか聞かれます。
当たり前だしそうじゃなかったら困るんだけど本当に感覚がなくなるんだね…
開始10分で子、出現
麻酔が効いたのも束の間、手術開始早々に子が爆誕します。
後から計算すると多分じゃあ始めまーすってなってから10分くらいで生まれてました。衝撃。
帝王切開の場合、お腹のところにカーテンがあるので私はもちろん立ち合いの夫も、私の頭の上で座っているので手術シーンを見ることはできません。見れても見ないけど…
で、そろそろ産まれまーす!ってなったときに声をかけてくれて、夫がカメラスタンバイ。
お腹のところのカーテンをシャッと下げてくれて、本当に一瞬…10秒もないくらい?写真タイムがありました。
出産時の私の第一声は、「ちっちゃーい!!」…ということで全然感動もへったくれもなく、ぬるっと出産が終わったのでした。
産後の手術が長いんじゃ
手術前のどきどきももちろん怖かったけど、それよりも何よりも怖くて泣いちゃった(ガチ)のが産後…。
無事赤ちゃんが取り出されてからさらに50分近くかけて、切った内臓とお腹の縫合が行われるわけです。
これが、とても、つらい、長い。
もう産むという役目(?)は果たしたわけで、頑張れる気持ちも耐える気持ちも残っていないのです。
でも冷静になって考えてみれば、切るよりも縫うほうが大変で時間がかかることはよくわかるのです。
それでもただただ耐え忍ぶしかないのです…。
もちろん麻酔が効いてるから痛いわけではないんだけど、感覚の残っている上半身が引っ張られる感じ、何やらごそごそカチカチ聞こえる音、私…今お腹開いてるんだ…という恐怖…
何よりもこのとき私は、上半身が引っ張られる感覚というのがどこまであってしかるべきものかわからないから、もしかしてじわじわ麻酔切れてきてるんじゃ?!切れたらどうしよう!!がめちゃくちゃ怖くて、
通訳さんに「すごい引っ張られてちょっと痛いんですけどこれ大丈夫なんですか…」と3回ぐらい聞きました。その節はすんませんでした。
ま、麻酔が切れるわけもなく、淡々と作業は進んでいきます。
Dr.Soは本当にいつも淡々としているので、手術中もなんならコンビニでパン選んでるみたいな涼しい顔してたことはある意味救いでした。
なんなら看護師さんとかと雑談してた気がする。
まあもちろん何言ってるかわからないし、私はそれどころじゃなくて怖すぎて通訳さんにずっと手を握っててもらいながら「お願いだから何か雑談させてくれ」と言ってこっちもこっちでおしゃべりをしていたので…。
そういえば途中で胎盤も見せてもらえました。
なんかタッパーに入ったどす黒い物体で、これを触りたいという人もいるらしいけど私はもう全然無理だったのでヘースゴイデスネと言ってすぐ下げてもらいました。笑
気持ちが落ち着いた今でも別に触りたかったとかはないかな…。
あとは途中、Dr.Soに「焼きそばパンはなかったよ~」くらいの感じで「子宮筋腫が邪魔でちょっと時間かかっちゃってるよ~HaHa」などと言われながら、長い闘いは終わったのでした…。
初の家族写真
手術が怖すぎて泣いちゃってる中、なんとか正気を取り戻せたのは記念すべき初の家族写真!
ミニサイズボーイだったので状態によってはもしかしたらカンガルーケアやら写真撮影やらは一切できないまま、公立病院へ転院かも…
とは言われていたものの問題はなかったようで、無事カンガルーケアをしながら三人の家族写真を撮ってもらうことができました。
出産後大体10分くらい経ってからだったかな?
初めて目の前に赤子の顔がきたとき、「エッ何これ…エイリアン…?ちっさ…本当にきみが私の腹にいたやつなのか?」みたいな全然感動しない感想を抱いた記憶があります。
でも一応写真ではちゃんと微笑んでいたので良かった。笑
ちなみにカンガルーケアといってもまだまだ私は手術中なので服を脱いだりすることはできず、直接肌と肌が触れ合ったわけではありません。(カンガルーケアが肌を触れ合わせるものだというのは今調べて知った)
まあ私は別にカンガルーケアをもともと希望してたわけではなかったし、特に気になりませんでしたがもし帝王切開でもどうしても肌と肌をーー!な場合は事前に相談しておくと良いのかもです。
そのとき、夫は───
カメラ&スマホの二刀流
手術前から出産時にかけて、夫はずっとカメラで撮影&スマホで録画をしてくれていました。あれ?逆か?忘れた。
産まれるまでものの10分とはいえ、ずっと動画撮影で持っているのは大変なので、ミニ三脚的なものを取りつけてその棒を片手でずっと持ちながら撮ってくれていました。
カメラのほうではいざ出産、となったときに出動。
なんとか数枚、本当の生まれたてホヤホヤの写真を撮ることに成功しました。
ちなみに次の記事に書こうと思ってるバースプランに、夫に手を握っていてほしい!と書いてたんだけど、こんな感じで二刀流してたので全然無理な話でした。
かわりに看護師さん通訳さん、あともしかしたら麻酔科の先生かな?が入れ替わり立ち代わり手を繋いでてくれました。笑
ちなみにちなみに…おひとりだけ、看護師さん?助産師さん?と思われるお局的なかたが、「生まれるまで動画も写真もダメ!!」と強く言ってきたのですが、
他のかたはみんな「ああ言ってるけどこっそり撮って大丈夫よー」と言ってくれてたので無視してずっと動画撮ってました。こんなことここに書いて良いのか。怒られたら消します。
へその緒を切る担当
産まれてすぐ小児科の先生が赤子の処置をしてくれ、その後夫が呼ばれてへその緒を切らせてもらえました。
これまた別に希望していたわけでもバースプランに書いてたわけでもないんだけど、なんか当然のようにやらせてもらえた。
でも一応!必ずやりたい場合はバースプランに書きましょうね!
切ってるところは撮ってもらえなかったんだったかな…?こないだスマホ整理しちまったのであったか忘れちまったけど、切った後の写真とかは看護師さんとかが撮ってくれたようで、にっこりしながらハサミを持ってる夫の写真が残っています。
今となってはやってもらえてよかったなーという気持ち。
処置室まで追っかけ担当
その後、手術室から赤ちゃんの処置室?へ移動。
夫も来るか?と聞かれ、夫は一応私に「そばにいてほしいか、ついて行ったほうが良いか」と聞いてくれて、
本当はそばにいてほしかったけど悩んだ挙句ついて行ってもらうことにしました。
結果、ついて行ってもらって良かったー!!!
処置室では、身長体重頭囲をはかったり、初めての沐浴をしてもらえたり、足形をとってもらえたり…
わけもわからずほにゃほにゃとされるがままの生まれたての子どもの動画、写真がたくさん残っているのは今となってはとても嬉しいです。
今となってはというのは、生まれて10日ぐらいは「赤子カワイクナイ」モードだったので笑、そのときは見てもへぇ…こんなことされてたんか…ていう感想ぐらいしかなかったけど、今は可愛さのあまり半べそかけます。
そして夫はこういうときめちゃくちゃ気が利く男なので(普段はそうでもない)、その動画はすぐにiPadに移しておいてくれたので、
夜間授乳のときとかにそれを見ながら時間をやり過ごせたのもとても助かりました。
産後、そして入院へ
無事手術が終わり、今度はストレッチャーで入院部屋に連行されます。
さっきから処置室とか入院部屋とか、医療関連の用語があやふやすぎるんだけど合ってなかったらごめんなさい。
ストレッチャーも車椅子同様、眺めがアメリカドラマみたいでした。たのしい。
そのとき夫はまだ子どもの処置室にいたけど、少しして部屋に来てくれました。
この時点で23時過ぎだったのでもちろん面会時間は過ぎてるんだけど、赤ちゃんが来るまで待ってて良いよと言ってもらえて、
入院部屋でも無事三人で記念撮影をしてもらうことができました。
手術室ではずっと眼鏡をしていて眼鏡ありの写真しかなかったので、無駄にここで眼鏡とってから写真撮ってもらったりした。笑
そしてナースコールの場所やら、麻酔が切れたらどうやら、こまごまといろいろ説明してもらって終了。
夫はタクシーを呼んでもらい、夜中の2時頃に帰宅しました。
この日の夜中はちょうど豪雨&雷で、出産当日に父親が死ぬのかと思ったけど無事帰宅できたようで良かったです。
さて、ここまでも辛い辛い書いてましたが、まさか出産もこんなに怖くて辛かったのにここからさらに辛いことが起きるとは知る由もないこのときの私。
地獄の入院生活が始まるというわけです…
というわけで最後脅しのようになりましたがいったんこれにてやっとこさ無事出産!ということでおめでとうアタシ~!
喉元過ぎればとはよく言ったもので辛かった記憶はどんどん薄れていくわけですが、それでも産後9カ月経った今も思い出すとヴッとなるのは変わりません。
私は陣痛を経験せずにこんなヒーコラヒーコラ言ってるので、陣痛からの普通分娩した人の辛さは全くわかりませんが、まー絶対にとってもとっっても辛いので、
まじで母親やってる人たちってみんなすげーんだな…と思います…みなさん本当お疲れさまでした…
おっとこれから出産する予定の方も読んでくださってるのにこんなこと書いてすいません。
ありきたりなことをいうと、とってもつらいけど我が子はそれに有り余るほどのスーパープリチーウルトラミラクルキューティクルベイビーになるので安心してください。
でもだからって、みんなつらいんだからって我慢する必要はなくて、辛いときは周りの人に「辛い!!!助けて!!!!」で大きい声で言いましょうね!私は言ったよ!
どこに何書いてんだって感じになってきたのでこの辺でいったん終わります。
最後まで読んでくださりありがとうございました!