香港赴任日記

香港赴任日記

初めての海外赴任で起きたこと、思ったことなんでも

【10】香港駐在妻の妊娠・出産レポ マチルダ国際病院:出産当日

 

なんかすげー書いてる気分なんだけどまだ出産レポ10個目なの??あと何個書くつもりなの??

と自分でもびっくりしています妊娠出産レポ。

前回はマチルダで出産するにあたっての産前にやったことなどなどをまとめました。

 

www.narufj.com

 

というわけで今回はやっと出産当日の話になりました。誰も待ってないと思うけどやっと生まれるぜ。

ちょっとマチルダ関係ないところもちょこちょこあるし、そんなに詳細書いてどうすんだって感じの内容が多い気がするけどご容赦ください。

 

 

 

 

はじめに

入院準備が終わっていないおバカさんへ(私)

入院の準備が本当に適当な状態で放置されていましたワテクシ。

もはや何を入れて何を入れていないか何が必要なのかごちゃごちゃの状態で出産当日を迎えてしまいました。

そんなアタイが同じおバカさん向けに、急遽でもこれだけあれば安心なものをご紹介★

 

必須なもの

とにかく急遽マチルダに行くことになった場合に必要なものは、

 ・本人、同行者のIDカード

 ・Wellbeのカード(Wellbe加入者であれば)

 ・現金(タクシー代)

 ・デカいバスタオル、レジャーシート(破水の場合)

を最低限持って行けば基本なんとかなる!!と思います!

他にもコレないとダメだろってものあったらごめんなさい!!

まっ入院セットの準備が終わってるのが一番なんですけどね★

バスタオルとレジャーシートは絶対絶対必須!ではないかもしれないけど、破水の場合には本当にびっくり意思に反して大量の水が出てくるので、

タクシーを汚してしまってお金請求…とかになってる場合ではないのであったほうが安心かなと思います。

 

あると良いもの

特に破水の場合にあったら安心かな、て感じのものは…

 ・産褥パッドまたは夜用ナプキン

 ・汚れた服を入れる袋

病院についてしまえば産褥パッドはもらえるので、家から病院に行く間にはあると安心かも。

私の場合は病院につくまではそこまで大量ではなかったので、夜用ナプキンでなんとかしのげたけど、

病院についてから本当に死ぬほど水が出てきたのでこれではナプキンではしのげなかっただろうなと思います…だからドデカイ産褥パッドがあるのが一番だと思います。

どちらにせよ産後の悪露で産褥パッドは使うと思うので、準備しておくに越したことはないです!

で、病院についてから服までビシャビシャになったので、ビシャビシャになった服を入れられるビニール袋とかも持って行けばよかったなと思いました。

 

当日私は運良く家に夫がいるタイミングだったのでこういう準備はしてもらえましたが、

レジャーシートが高いところに置いてあったり、高いところでなくてもとにかく動くと大変なことになっていたので、このへんだけは手の届く範囲、なんなら玄関にまとめて置いてけたら安心だったなと思いました。

自戒の念を込めて~~LOVE~~

 

当日の流れ

破水~病院へ

この病院に行くまでの話は私の日記みたいな感じで本当に特に役に立つことがないような気がする…だが書く。

朝4:30頃、生理痛のような痛みを感じ目が覚める

妊娠前から生理痛だかただの腹痛だかわかんない時が多いので笑、お腹壊してるんだろうか…と悠長にかまえる。(お腹よわよわ芸人のため腹痛に慣れている)

 

5:00頃、腹痛が長引くのでさすがにトイレへ

血が混じった水のようなものが出ている。思考停止。

妊娠初期に着床出血があるというのは聞いたことがあるけど、妊娠後期に出血はまずいような気がする、どうしようどうしようが頭を駆け巡り数秒固まる。

ま、まずいよね!ということで隣で寝ていた夫に声をかけると秒で起き上がる夫。カワイイネ

 

その後もドバッと出ることはないがちょろちょろ出たり止まったりするのを繰り返し、この時点で全然出産準備をしていなかったわたくしは生理用のナプキンでなんとかしのぎました。

 

5:15頃、Wellbeに電話

24時間日本語対応のWellbe様様、本当に本当に感謝しかないです。

電話で話すと即座に「破水ですねー」と言われる。

ここで破水は水だけが出るんではなく血が混じるものだと知る。

すぐに香港のスタッフさんに連絡がいき、そこからマチルダへの連携、香港の通訳スタッフさんもマチルダへかけつけてくださることになり、まじで頭が上がらない。

 

5:30頃、準備が終わりタクシーを呼ぶ

もちろんそのまま急遽病院へ行くことになったので、最低限の荷物を準備してタクシーを呼ぶ。

前回の記事でも紹介したHK Taxiというアプリを使用し、朝5:30にも関わらずチップなしですぐにタクシーが捕まりました。

 

5:55頃タクシー出発→6:20着

紅磡のHarbourfront Horizonから約25分、148HKD。

ちなみにタクシーの中にはレジャーシート→バスタオルの順番で敷いてその上に座りました。

 

そんでもうここで特筆したいのがタクシーの運ちゃんのこと!!

英会話の先生に教えてもらっていた「Her water broke!!」を本当に使う日が来るとは…と夫は練習をしながらタクシーを待っていたのですが、

早朝&マチルダ行きということで恐らく妊婦で緊急だろうとわかってくれていたのか、

運ちゃんは着いて早々何も言う前に「わかってる、わかってる」てな感じのジェスチャーをしてくれて無言でバスタオル敷くのとかを手伝ってくれました。

 

病院についてからも、運ちゃんがすぐさま降りてスタッフに車椅子をお願いしてくれたり、至れり尽くせりで感謝感激感動の嵐でした。

ていうか破水したら車椅子乗らなきゃいけないレベルで歩かない方が良いことをこのときに知った。笑

 

マチルダ本院へ到着

というわけで6:20頃、スーパー運ちゃんのおかげで無事にマチルダに到着。

私は車椅子に乗せられ、夫は受付で私と夫のIDカードを提示して何か書類を書いていました。

何書いてたのかは聞くの忘れたぜ!聞いて覚えてたらまたここ更新します。

 

その間に私だけ部屋に連れていかれました。

その時点でではまだWellbeの通訳さんも到着していなければマチルダの通訳さんも不在だったのでどうなることやらと思いましたが、

優しい看護師さんが英語わかる?と聞いてくれて張り切って「リルビッ」って言ったら簡単な英語でゆっくり話してくれました。やさしい。大好き

 

そして後から知ったけど最初に連れていかれたお部屋は分娩室だったようで、帝王切開の手術でなければここで生むこともある、みたいなことを言われました。

つまり私が寝かされていた場所は分娩台だったのか…今気が付いた。

お部屋にはシャワー、トイレなどもあり。

動いたらあかんときにしかここにいなかったのでシャワーは使いませんでしたが、トイレは使いました。けどきれいだったかとかなんも覚えてねえや!!

 

されるがままワクチン、検査…

着いて早々に、聞き間違いでなければB型肝炎と細菌の有無の検査のため組織をえぐりとられます。確かちょっと痛かった。

そのあと到着から40分後の7:00頃にドクターSoが到着

超音波で赤ちゃんに問題がないか見てもらえ、一安心。

私には特に関係ないと思っていた「敷地内に住んでいるマチルダ専属のドクター」であることによりこんな形で恩恵を受けるとは…。

 

そこから1時間ほどかけて、

いつ生まれるかもわからないので飲食禁止を命じられたり、

お尻になんかのワクチンを打たれたり(何かわからぬ、そしてわりと痛かった)、

採血3本、膣の組織をまた採取、抗生物質を打たれる、子宮伸縮を抑える飲み薬を飲む…と、とにかくワクチン検査ワクチン検査、俺はいったい今何がどうなっているのか宇宙猫状態でした。

 

9:30頃には小児科のR先生と初対面

(小児科のR先生もこれから頻出するかもしれませんが、マチルダ出産した場合小児科の先生の指名はできない&定年間際で今後あまり新規の患者を受け付けていないとのことで、お名前念のため伏せさせていただきます)

先生曰く、赤ちゃんがまだ成長しきっていないのでできる限り長くお腹にとどまらせてあげたい。でも生まれてしまっても大抵は心配することないよと言ってもらえました。

とはいえ肺の成長が未熟であることと感染症の心配があるので、場合によっては産後に赤ちゃんの精密検査をするかもしれない旨説明を受けます。

 

こんな感じで産婦人科の先生も小児科の先生も丁寧な説明をしてくれたり、Wellbeの方が帰ってしまった後の大事なお話のときはマチルダの通訳さんが忙しい中時間を合わせて来てくださったり、

看護師さんが30分に1回ぐらい子宮伸縮の様子を確認しに来てくれたり、

絶対安静なのでトイレは一人で行ってはいけなかったんだけど看護師さんはちゃんとくるたびにトイレ大丈夫?と聞いてくれたり、

状況的には不安なことが多いながらも安心できて、マチルダを選んで良かったなと思いました。

 

検査結果により当日の出産が決定

14:00頃に再度ドクターSoがやってきて、午前中にやったたくさんの検査の結果、B群溶血性レンサ球菌が陽性だったから今日帝王切開しちゃおう!と言われます。

そんな軽い感じで当日の22:00頃の出産が決まりました。

 

ちなみに今調べたところB群溶血性レンサ球菌が陽性だったという理由だけでは帝王切開にはならないし、すぐに出産する必要があるわけではないようなんだけど、

そう言われたとメモしてあったのでそのとおり書いてみました。笑

 

再・されるがままワクチン

また午後も抗生物質を打ったり、血液検査、再・お尻にワクチン、抗生物質…

という感じでまたまたされるがままにいろいろとやられます。

多分このときも注射されまくって痛かったんでしょうけど、急遽出産になったことに頭がいっぱいだったり、産後のほうがつらかったのであんまり覚えてないです。笑

 

麻酔科の先生コンニチハ

17:00頃に麻酔科の先生とマチルダの通訳さんが一緒に来てくれます。

これまでの麻酔の経験の有無、家族に麻酔で不調があった人がいないかなどなどの問診と、

実際の手術のときの麻酔がどんなものか、どんなことに気を付けてほしいかなどの説明を受けました。

すんげー細かくいろいろ教えてくれたんだけど全部書くと長くなっちゃうんで、手術中の話といっしょに次の記事に書きたいと思います。(書くんかい)

 

いざ手術、無事爆誕!

22:00の手術に向け、21:20頃に車椅子で手術室へ向かいます。

またこのとき夫も、立ち合いのために服の上からかぶれる保護服?みたいなのと帽子を渡されて着ます。

そういえば手術室に行くのにメガネNGと言われるかなと思ったけど特に何も言われませんでした。手術中もメガネつけっぱなし。笑

 

そして無事22:00頃、爆誕。22:50頃手術終了。所要時間は約1時間。

手術開始からものの10分くらいで生まれ、術後にお腹を閉じるほうが時間がかかるのが産後初の苦痛でした。

手術中の詳細は…ぐろい気もするし長くなってきたし別の記事にしようかな^^もうほんとになげーよ

 

術後は夫も一緒に入院部屋へ。

ちなみにいろいろ処置などして子供に会えるまで、面会時間を過ぎていても夫は滞在していてOKと言ってくれました。

結局夫が帰ったのは1:30頃。タクシーを呼んでもらい無事帰還…と思いきや大雨&雷でこちらもヒヤヒヤしましたが、無事帰還。

 

予定帝王切開の場合のスケジュール

現実に起きたこと(?)はここまでですが、

元々は予定帝王切開で日付も決まっていたためそのスケジュールも教えてもらっていたので、なんかどこに書いたら良いかわからなくなってしまったのでちょいとここに書いておこうと思います。

 

手術2日前

10:00にマチルダ本院へ行き、赤ちゃんの肺の機能の成長が早まる注射を打つ。

早産の場合の大きなリスクは肺が成長しきっていないまま生まれてしまうことなので、こういうのをやるらしい…

2日前の注射でそんなに変わるの?!て感じだけど医療の進歩ってすげーのな。

 

てかこれって日本でも同じようなことが行われるのかな?

日本との違いというか日本の当たり前が何もわかってないままレポを書いています。。

まあ結局急遽破水しちまったんでこの注射は多分打ってない…?と思われるけどなんとか無事生まれたんで結果オーライということにします。

 

手術1日前

10:00にマチルダ本院へ行き、2日前と同じ注射を打つ。

また、ベルト(?)をお腹に巻いて30分ほど心音のモニターを聞いたり、最終的な超音波検査などを行い出産に備える。

 

手術当日

9:00~絶食、水含め飲食NG

13:00マチルダ本院へ

16:00手術開始

→その後4泊5日で退院予定。

 

てな予定でした。

この予定聞いたとき、9:00から水もNG~?!無理じゃね?!とか思ってたけど実際は6:00に病院についてから翌日朝だったかな?くらいまで飲み食いできなかった中、

とにかく出産にビビり散らかしてたので「喉かわいた」「お腹すいた」でつらく感じることはありませんでした。笑

 

 

というわけで出産レポと言いながらやっとたどり着いた出産当日のお話、これにて終了です!

なんか何回もこれ書いてる気がするけどいつにも増して何を書いてるんだかよくわからない記事でしたがいかがでしたでしょうか(?)

誰のなんのための記事なのか本当にわからないけど、最後まで読んでくださった方がいましたらありがとうございました!!