いったいぜんたいいつ書き終わるんだ~~てな感じの妊娠出産レポ。
前回は本当に書きたくなかった妊娠中の検査についてしぶしぶ(?)書きました。
今回から、マチルダ国際病院(英名:Matilda International Hospital/広東語名:明德國際醫院)での出産について書いていきます。
産前・出産・入院・産後・持ち物…などなど相変わらずすんごい細かく分けて書いていく予定なので、まじで年内には書き終わらん気がする。
とりあえずまずは多分大事な気がする持ち物のお話から。
持ち物編は、
・マチルダにあるもの
・持って行って良かったもの
・持って行かなくて良かったもの
の3本でお送りする予定です。
今回はまずマチルダに置いてあるもの、貸し出してくれるもののお話から。
持ち物だけで3つに分かれるのに第一弾でめちゃくちゃ長くなりました。
マチルダにあるもの
普段はブログ魂(?)でできるだけ写真を撮りまくってレポもメモに書き溜めておく性質を持つ女だったのですが、
さすがに出産入院中はそれどころじゃなく、マチルダにあったものの写真がほぼないです…。
ちゃんと写真撮っておけば良かったなーーーと後悔。。
パジャマ
ザ・病院服という感じペラペラパジャマです。
入院中写真をまじで撮ってなさすぎて、出産直前の手術室へ向かう前の、遺影になりかけた大変わかりづらいやつしかありませんが一応載せてみる。
見りゃわかると思いますが手前に写ってるのが夫、余談ですが帝王切開のための手術室に行くときは服の上からこんな感じの服?を着てくださいと渡さたものを着ています。
奥の車椅子に座っているのが私、ペロペロパジャマを着ています。
本当写真からはわかりづらいんですが、、
・2枚の布を合わせて着るような形
・肩のところはボタンでつける
・後ろとサイド(?確か)を紐で結ぶ
てな感じ。
私は入院中ずっとこれを着て過ごしましたが、その中で感じたメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
●洗濯不要!
なんといっても一番でかいのはコレ!
持参してしまうと当然洗濯物が発生していまうので、夫に持ち帰ってもらって…とか考えると一体ぜんたい何着持ってきたら良いのか?!という感じになってしまいます。
本当に入院中は何にも考えたくなかったので、パジャマがあと何枚で…下着があと何枚で…いつ持って帰っていつ持ってきてもらって…とかって考えるのが無理すぎたので、病院のものを使って良かったです。
これまたどこに書いたか忘れたのでここにも書きますが、ベッドにはナースコールのボタンがありますが、同じリモコン?みたいなものに別途スタッフさんを呼ぶボタンもあります。
スタッフさんは食器を下げてくれたり、シャワー前にお願いすればリネンを交換してくれたりしますが、新しいパジャマも同じくお願いできます。
呼ぶとすぐ来てくれるし、お願いしたことはすぐにやってくれるので大変助かりました。
また、ナースコールで来る看護師さん(助産師さん?)はなかなか忙しそうだったので、そういうこまごましたものは別でスタッフさんを気軽に呼べるのもありがたかったです。(そんな気軽にチョコチョコ呼んだりはしてませんが…!)
●授乳時の着脱が簡単?
前述のとおり肩のところがボタンで止まっているので、そのボタンを外せばすぐに胸のところをペロッと開けられるのが良かったです。
…ただ?をつけたのには理由がありまして、意外とこのボタンをつけるとき、体を少しひねらなきゃいけなかったりするのが結構キツイ。
特に帝王切開だったからかもですが、腕を上げて肩のボタンをつけるのが大変苦痛でした。
結局ほかの授乳用みたいな服を使ったことがないのでようわからんのですが、もっと着やすい・脱ぎやすいパジャマがあればもちろん好きなものを持参するのも大いにありだと思います。
結構キツイ、けど、次のメリットに続きます。
●病院の人がこのパジャマで慣れている
肩のボタンのつけ外しが結構キツイとは書きましたが、授乳のときにサポートをしてくれる看護師さん・助産師さんはもちろんこの病院のパジャマに慣れているので、
脱ぎ着に手間取ってるとすぐに手伝ってくれるので助かりました。
実際どうなるかはわかりませんが、もし持参したパジャマだったら勝手がわからないと、手伝ってもらうにもちょっと手間取ったりしてたんじゃないかなーと思うと、
病院のパジャマのメリットはこういうところにもあったかなと思います。
デメリット
●破廉恥な恰好になりやすい
着るときにうまく紐を結ばないと、背中やサイドががら空きになりなかなか破廉恥な恰好になります。
大部屋だったのでもちろん見知らぬ人が同じ部屋に入院していて、さらには旦那様も普通にお部屋の中にいるので、
カーテンで仕切られているベッドにいる分には問題ないですが決死の覚悟でトイレに行くときなんかに遭遇することも多々ありました。
でも本当に見た目を気にしている心の余裕がなかったので、背中ががら空きだろうと私は普通にその辺を練り歩いていました。笑
●寒い
何より生地がペロッペロ、且つ前述のとおり背中やサイドがすぐあいてしまうので、結構寒かったです。
特に私はお腹ヨワヨワ芸人なので、下着一枚にこのパジャマで過ごしていたらめちゃくちゃお腹壊しました。
なんなら布団にもぐってても寒いときもありました。
なのでこのパジャマを使うと決めたら、寒さ対策は必須です。
とはいえ羽織ものの貸し出しもあります。次の項目。
ガウン(貸し出し)
バスローブみたいな形の分厚いガウンを貸してもらえます。
これ以外は部屋や洗面所に自由に使ってねという感じで置いてあるのですが、ガウンだけは言わないと出してもらえないものでした。
なのでこれがあることを知らなくて、ずっとお腹壊しながら寒い思いをして入院生活を送っていたのですが、
三日目ぐらいでようやくスタッフのおばちゃんが私の破廉恥パジャマスタイルを見て「エッ?!」てなって、ガウンを持ってきてくれました。
ただこのガウン、結構分厚いのと、お腹のところで結ぶ紐もぶっといので、寝るときにも着るには結構邪魔。
だし、結局パジャマと同じで膝丈ぐらいしかないものなので、足元やお腹周りは冷えたまんまです。
ないよりは全然良いけどね!
スリッパ
簡易なスリッパ。これも写真撮ってくればわかりやすかったのにね…。
安いビジネスホテルほどぺらっぺらではないけど結構薄いです。
また、足を入れるところ?がぺったんこになりやすいので、足を入れるときに手を使うかつま先でぐりぐりしないと入れられないです。
ずっと履いてたら形がととのったのかもしれないけど…
帝王切開だと基本入院中はずっとかがめない上、足がむくみまくってるので、私は持参したスリッパを使用しました。
産褥パッド
多分想像するような日本で買える産褥パッドとは全然違う代物です。
海外製のもので粘着性なし、羽なしなので、スッとショーツに入れるだけみたいな感じ。
まさしくこれというわけではないけど、似ているものあがったので見本として貼ってみます。
これも結局私はこの置いてあったものを使いました。
というのも帝王切開だとやはりトイレでの動作すら苦痛なので、粘着性がなくてスッと取って付けられるのはとても良かったです。
もらえる枚数に限りあり・追加購入可能
一応数に限りはありますが、自然分娩(無痛分娩)であれば通常2泊3日なので余裕で足りる量だと思います。
帝王切開は通常4泊5日なのですが、予定していた日よりも早く破水したため私は緊急帝王切開扱いになり、5泊6日していたら5日目にギリギリ足りなくなってしまいました。
でもこれ、もらえる数に限りがあることを知らなくて、
結構後半は悪露の量が少なくなってたのにホイホイ毎回取り替えていたので、もう少し慎重に使えば事足りたかなといったところです。
でも毎回替えたいよね…と思うと、特に帝王切開の場合は1袋とは言わず数枚でも持参しておくと安心かもしれません。
とはいえもちろん足りなくなれば、病院にある同じものなら追加で購入することも可能なようです。
一応値段を確認したら、30枚で59HKDとのことでした。(2023年6月時点)
デメリット?
この産褥パッドのデメリットというか汚い話ですが…やはり漏れてしまうことはありました。
ただ、シーツの上にペットシーツみたいなものを敷いてくれているので、漏れても少しは安心です。
とはいえ私は寝相が悪いこともあって、このペットシーツがずれてしまって結局シーツまで汚したこともありましたが…
ナースコールの下にあるボタンでスタッフさんを呼べばすぐにリネンも替えてくれるので、問題ないと言うのには申し訳なくはありますが、あまり問題はありませんでした。
あと何より産後はかわるがわるやってくる看護師さん助産師さんの前でみぐるみはがされパイを丸出しなんてことが日常茶飯事でしたので羞恥心は消え去り、
心身ともに疲弊していたので「漏れちゃったもんは仕方ねえ」とわりと開き直って過ごしていました。笑
まあ結局産後すぐの悪露は特にすごい量が出るので、他の例えば日本の羽根つき産褥パッドを使っても漏れるとかは同じことかもしれません。いやでも日本のほうが漏れにくいかも…?
まあそういう意味でも、パジャマもすぐ交換してもらえる病院の使っててよかったなーという感じです。今考えるとこれも結構申し訳ないんですが。笑
使い捨て産褥ショーツ
産褥パッドも見たことない形過ぎてびっくりなものでしたが、こちらはさらにびっくりなもの。
びっくりすぎてアマゾンとかで検索しても似たようなものすら出てきませんでした。笑
形は一応ショーツっぽくはあるのですが、素材?が排水溝用のネットみたいな感じ。。
書いてて自分でも意味わからんのですが、本当にネットなんです。
排水溝よりまぁ良い例としては、包帯の上から巻くネットみたいなものに近い?とはいえ結局ネットです。笑
マッサージとか脱毛とかで渡される紙ショーツとかそういうのでもなく、とにかくただ産褥パッドを抑えるためだけの網という感じ。
一見なんじゃこりゃ…と若干ショックは受けましたが、ビヨーーンと伸びる素材だったので帝王切開後のかがめない中でもなんとか一人で脱ぎ着できる感じだったのは逆に助かりました。
それでも脱ぎ着は大変だったけど、私は入院中結局この排水溝ネットで過ごしました。笑
これも多分数に限りはあるんだけど、毎回は替えず汚れたときやシャワーのときに替えるくらいにしていたので数は余裕でした。
アメニティポーチ
これは中身をほぼ使わないまま持ち帰ってきたので写真がちゃんとあります!!
見りゃわかるけど中身は以下のとおり。
・コップ、ミニタオル
・歯ブラシ、歯磨き粉
・アイマスク
・シャンプー(コンディショニングシャンプー?)
・シャワーゲル
・シャワーキャップ
・くし
行く前からシャンプー類は怪しいなと思っていたので持参していたりしたので、この中で使ったのはコップとくしだけでした。
細かい話だけど、大部屋だと最大3人同室で、対して洗面所は一つなのでみんなそこにちょこちょこ歯ブラシなんかを置いていて(それ以外の荷物はもちろん自分のベッドのところ)、
そうするとみんな同じコップとかを使うことになってしまうので見分けがつくようにという意味も込めて歯ブラシは持参して良かったです。
まあ気になるようなら自分のベッドに毎回持ち帰れば良いんですけどね、帝王切開後は歯ブラシしようとして忘れたらまた取りに帰るの地獄なんでね。
なんとなくあるその部屋のルールにのっとって、置いておけるものは置いておくのが楽でした。
タオル類
タオルは確か、大きめバスタオル、フェイスタオル、お風呂マットがありました。
フェイスタオルは2枚とかあったかも?
多分毎日交換してくれてたので持参しなくても問題ありませんでした。
お風呂マットも共有じゃなくて自分のがあるのはありがたい。
細かい話ですが、ベッドにはそれぞれA、B、Cとかってアルファベットが振ってあり、
お部屋のシャワーのところにある棚?のようなところにも同じくアルファベットが振ってあるので、そこに置いてあるタオルを使って良いよというかたちになっていました。
(一室にベッド3つなのになぜか私Dだった。なんでだろうか)
ちなみにちょっと別のお話ですがアルファベットで判別するのはシャワースペース以外にもあって、
ベッドから少し離れたところにある小さめのタンスやクローゼットがあるのですが、そのスペースにもそれぞれアルファベットが振ってありました。
入院中の赤ちゃん用品
入院中は赤ちゃんのものは何もなくても問題ないようになっていました。
具体的には以下のものが貸し出し・もらえます。
・お洋服
・おくるみ
・おむつ
・粉ミルク
・使い捨て哺乳瓶
というわけで退院日のお洋服以外は不要。
また、退院日になぜだかマチルダグッズが少しもらえて、その中に入院中も着せてくれていたお洋服とおくるみが入っているので、
新品でしょうからどうしても一度洗ってから着せたい!という場合以外は最悪忘れてもそれを着せれば本当に何もいらないと思います。(ちなみにほかにもらえるグッズはまた別途まとめたいと思います!)
他にも例えば粉ミルクは海外製のものだったので、どうしても日本のものを飲ませたい場合には持参する必要ありかなといったところ。
低出生体重児用の粉ミルクはない!
我が子は1820gといわゆる低出生体重児だったためか、通常用意されている粉ミルクではなく低出生体重児用のものを飲ませる必要があると言われました。
ちなみに低出生体重児は2,500g以下ですが、この粉ミルクをあげなければならないのが2,500gが基準なのかは不明なので?になってます💦
病院でも低出生体重児用の粉ミルクは用意されているのですが、これはなんと有料!
しかも確か60ml分につき20HKD(30HKDだったかな…?そのくらいです)かかり、仮に飲み切らなくても作った分は費用として払わなければならないとのことでした。
20HKD、2023年10月現在のレート1HKDあたり19円として毎回約380円とはいえ、3時間おきなので1日8回飲ませると思うと結構な出費…。
なのでどこかで粉ミルクを買ってきてくれたら、看護師や助産師があげるときにもそれを使うからお金はかからないよと言われ、
香港内を夫が奔走し、ようやく一つ見つけたのがこの粉ミルクでした。
Aptamil(アプタミル)というドイツの粉ミルクの、Preという商品。
早産児を英語で「Premarture baby」というので、そのPreという意味のもようです。
この粉ミルク自体は香港内でもいろいろなドラッグストア、スーパーなどで売っていますが、Preという低出生体重児用のものはなかなか見つかりませんでした。
購入場所は銅鑼湾(Causeway Bay/コーズウェイベイ)のbabyhkというお店。
旺角にも店舗があったり、ネットでもお買い物ができるお店です。
ただ、2023年6月当時はこのコーズウェイベイ店に売っていたのですが、そろそろなくなるからと1か月後くらいに見に行くと売り切れ。
他のお店でも、他のメーカーのものも全く見つからず…。
そんなこんなで走り回ってるうちに、もうそろそろ3kgになるしもう普通の新生児用ミルクでいっか…
と、それ以降はずっと黄埔(Whampoa/ウァンポア)のイオンで購入できる明治の粉ミルクを購入しています。
ちなみに日本でも低出生体重児用の粉ミルクって結構少ないようで、パッと出てきたのはアイクレオのグローエールミルクぐらいでした。
且つこれをアマゾンや楽天で探してもなかなか見つからない…!どこで買えるんだろうか…。
本当に香港でも見つかったのはラッキーだったのかもしれません。
ということでかなーり余談も多かった気がしますが、持ち物編その1、マチルダにあるものに関しては以上!なはず!!
思い出したらちょこちょこ追記はするつもりですが、物自体はこれ以上増えることはない…と思います。
ただ、ガウンみたいに言えば出してくれるみたいなものが他にもあるかもしれないので、
確実な情報が知りたい場合はマチルダの日本語サービスのところで問い合わせしてみてくださいまし~!
では!最後まで読んでくださりありがとうございました!