香港赴任日記

香港赴任日記

初めての海外赴任で起きたこと、思ったことなんでも

【番外編②】妊娠・出産レポ胎児腹腔内臍帯静脈瘤

 

香港で無事妊娠したと思いきや、

1,000人に一人、サイトによっては2,000~3,000人に一人とされる胎児腹腔内臍帯静脈と診断された奮闘記(?)を書いております記事。

医学的なことはわからないのでとにかく検診で自分が言われたこと、状況などをまとめています。

前回の記事はこちら。

www.narufj.com

 

前回の記事で記載したとおり、臍帯静脈瘤と診断されてから2回目の検診にて、

通常この時期の検診は2週間に1回のところ週に1回来てくださいと言われたため今回からは週1回の検診での様子を書いていきます。

ガッ!!早速27週の検診のタイミングでコロナになったため1回お休み…。なんてこった。笑

というわけで28週のところから、出産前の検診の内容となります。

※今回の臍帯静脈瘤とは全く関係なく34週1日目に破水→出産になったため、33週の検診のレポで最後です。

 

 

 

 

検診の詳細

28w6d-赤ちゃんの肝臓の中だけが太い?

せっかく週1回診てもらえることになったのにコロナのせいで2週間ぶりになってしまった検診。

 

この日言われたのは、

臍帯静脈はおへそから入って赤ちゃんの肝臓と心臓を通っているけど、臍帯静脈瘤ができているのは赤ちゃんの肝臓の中だねというお話。

肝臓の中以外は静脈は太くなっていないとのこと。

…だから何なのかはもはやわからないけど、病院に行くと深く考えたくない気持ちでいっぱいで何の疑問も思い浮かばなかったのでした。笑

 

そしてこの日の検診のことを全然メモしておらず、これ以外特に書くことが無い!笑

とにかく静脈の血流に問題がないかをよーく診てもらいました。

 

29w5d-前駆陣痛と子宮筋腫

臍帯静脈瘤が1.07cmに。

最初に診断されたときには1.02cmと言われたので少し大きくなってる?!と警戒したけど、

先生曰く「変わってないね~」とのことだったので誤差の範囲ということで私も深く考えないことにする。笑

体重も1.3kg、相変わらず平均ど真ん中よりは小さくはあるけど、成長曲線の範囲内なので問題なしとのこと。

 

また、今回は臍帯静脈瘤とは全く別の話がありました。

別の話すぎるのでサラリと書くと、最近よくお腹の決まった場所が出っ張ることがあって、

触ると少し痛いけど触らなければ特に痛みもないのであまり気にしておらず、赤ちゃんがお腹の中から押してるのかな?と思っていたら、

検診中に出っ張ったのを見た先生に「前駆陣痛だね」と言われました。

前駆陣痛自体はよくあることのようで、且つ決まった場所が出っ張るのも子宮筋腫で、前駆陣痛中は子宮筋腫がボコッと目出つのもよくあるとのことで、

心配しなければならないのは本当の陣痛が来てしまうことだけ、とのことでした。

 

私の場合は特に痛みもなかったし、子宮頚管だけ測ってもらって問題なしとのことで終了。

これに関しては心配もなく、いつもはお腹からの超音波だけなのに、久しぶりに経腟エコーをしてちょっと服脱ぐのめんどくさかったなっていう感想しかありません。笑

 

30w5d-臍帯静脈瘤が成長?

臍帯静脈瘤は1.2cmに。

アレッ前回1.07cmって言ってなかった?やっぱり大きくなってない?とは思ったけど、

またまた先生に変わってないね問題ないねと言われたのでこちらもまた深く考えないことに。笑

 

心配し始めると不安になりすぎて止まらなくなってしまうタイプなので、

基本的には先生に言われたことだけ気にして、あとはとにかく深く考えたりしないようにしようと気を付けていたものの、

どうしても気になってしまっていた、「太くなるとリスクも上がるのか?」というのだけ聞いてみたら、

もちろんそうだよと言われてしまい。

じゃあ太くなってるのは…ええのんか…と思ったけどここで思考停止。笑

 

本日の赤ちゃんの体重は1.4kg。

1週間で大体100gぐらい増えているもよう。

先生からは、成長曲線の下の方だけどこのままいけば、出産予定の37w1dには2,500gになっていると良いねと言われる。

 

この日も一応、前回発覚した前駆陣痛が続いていたので、子宮頚管を測ってもらって問題ナシということで終了。

 

31w5d-静脈瘤が原因で成長遅め…

私の頭が悪すぎただけなのですが、この日ようやく赤ちゃんの体重が週数にしては小さいのは臍帯静脈瘤が原因だと認識。笑

夫は「そりゃそうでしょ、ずっと言われてたじゃん」て感じだったのですが、

私としては臍帯静脈瘤があってもまだ影響がない段階なんだとなぜか思い込んでいました。今考えるとまじで謎。。

既にずっと、臍帯静脈の中で血流が滞っている状態だったというわけですね。。

 

で、先生からは「やはり成長が遅いから、タンパク質をたくさん摂ってね」と言われます。

肉・魚・卵などなど、特にサーモンが良いよ!もちろん生はダメだよ~とこれまたサッパリ言われます。

別の記事にも記載しましたが、先生は優しいけれどもかなりサッパリした感じの人なので、

一見深刻そうな(ていうか深刻だと思うんだけど)内容でもいつもサラリと説明してくれるので、

涙もろい女ですが無事一度も病院で泣いちゃうことはありませんでした。笑

こういう話を優しく、心配されながらされちゃうと、きっと泣いてたと思うんですよね。私だけ?

 

この日は別件ですが便秘がひどかったので便秘についても相談したらプルーンジュースをオススメされたので、

プルーンジュースとタンパク質として良さそうなお肉を買って帰宅。

ちなみにプルーンジュースはまじですごかったです。出すぎぐらい出た。何の話だ

 

33w4d-まさかの最後の検診…

この日、最後の検診になるとはつゆ知らず、

帝王切開の予定日と言われた37w1dが近づいてきていたので手術に向けての話とか、入院についての話を聞き巻いた。

…その話ばっかりメモしてて…臍帯静脈瘤のことが書いてなかった…笑

毎度のごとくしっかり静脈の太さを確認してくれて、血栓ができていないことも確認して終了だったと思います。

 

一体なんのレポなのかわからんくなってしまいましたがこれで終了。笑

 

臍帯静脈瘤についてわかったことまとめ

時系列に沿ってレポを書いてきたので肝心な情報がいろんなところにちりばめられてしまいましたので、

私が先生に説明を受けたり聞いたりした中でわかったことまとめると以下の通りです。

いつ聞いたかわからなくなってしまって、検診レポの中に書けなかったこともあるのでちょっと情報は追加されています。

※先生に確認を取っているので間違ってる部分はないとは思いますが、確実なお話はご自身の主治医にご確認くださいまし!

 

臍帯静脈瘤ができる原因は不明

まずは大きな声で言わせてください!

原因は!不明です!!!

 

私自身、この診断をされたとき「私が何かしちゃった?」「何を気をつけなきゃいけなかった?」と自分を責めるような気持ちになりました。

でも、それも一瞬。笑

先生に原因は…と聞いたら「ないよ!」とさっぱり答えてくれたからです。先生大好き!!笑

 

遺伝性もなく、同じ母体で再度起きるという過去の事例もないので、第二子を考えるとしてもまた起きる可能性はとっても低いよと言われました。

そのため自信を持って言います、これは誰のせいでもない、運!!!

 

臍帯静脈瘤がある=赤ちゃんの成長が遅くなる

私がすっとぼけていただけなので書くか迷ったのですが笑、、

静脈瘤が確認されたということは既に静脈内で血流が滞っており、

臍帯静脈は赤ちゃんに酸素と栄養を運ぶものなので、静脈瘤があることと成長が遅くなることはイコールなんだそうです。

私はずっと赤ちゃんが小さいのを、なんかたまたまだと思い込んでいました。なぜなのか。

 

静脈瘤に血栓ができる≒赤ちゃんが亡くなってしまう

静脈瘤で血流が滞っていると血栓ができるリスクがあるが、そのリスクは大変低いと説明されました。

また、血栓ができた場合にその血栓が静脈を流れて赤ちゃんの心臓に到達してしまうと、心臓が止まってしまうとのこと。

なので血栓ができている=すぐに亡くなってしまうというわけではないようなのですが、

一度先生に「血栓はできていないんですか?」と聞いたら「できてたらdieだよ」(dieだけ聞き取れた英語)と言われたので、ニアリーイコールではあるもようでした…。

 

ちなみにこの血栓ができたかどうかというのはエコーで見ればすぐにわかるというものでもなく、

エコーで静脈内の血流の流れなどをよく確認して「できている可能性が高い」と判断できる、というかたちなんだそうです。

 

静脈瘤が大きいほど各リスクが高まる

臍帯静脈は通常1cm未満、今回私は最初に1.02cmとなっている状態で静脈瘤と診断されましたが、

検診を重ねるうちにこれがどんどん大きくなっていき、最終覚えている範囲では30w頃に1.2cmとなっていました。

 

とはいえレポのところにも書きましたが、1.02cmから1.2cmになっても先生は「変わってないね~」というテンションだったので、

このくらいの差なら誤差の範囲なのかも…?でも1cm以上で異常といわれるのに0.2cmで静脈瘤といわれたからな…

と思い念のため先生に、「静脈瘤が大きいほど良くないんですよね?」と聞いたら「当たり前じゃん」みたいなこと言われました。(心理)

 

大きくなるともちろんそれだけ血液が滞りやすい=酸素と栄養が届きにくい、血栓ができやすくなるので、

リスクももちろん可能性が上がるというわけです。

 

各リスク回避のための対策は無し

これだけいろいろと書きましたが、静脈瘤と診断された当日に「何か気を付けることはあるか」と先生に聞いたところ、「Nothing!」と爽やかに言われました。

よく聞く絶対安静とかそういうこともなくて、逆に私は体重が増えまくっていたので運動しなきゃなーと思い、散歩などの適度な運動も問題ないか?と念のため確認しましたがそれも問題ないとのこと。

 

強いて言えば気を付ける的なことで言われたのは、やはり栄養があまりいっておらず週数からするとミニサイズなベビーになってしまっていたので、

なるべくタンパク質を摂るように、と言われました。

肉魚卵などで、特にサーモンがオススメだよ!でもきみは日本人だけど、生で食べたらだめだよ~haha~とのこと。

 

まあこれはリスク回避ではなくてなるべく赤ちゃんを成長させるために、という話なのでちょっと違いますが、

これを言われたのを良いことにステーキを食べたり笑、香港ではなかなかお高いサーモンも食べました。なんの話やねん

 

ほとんどの場合出産後の成長には影響がない

臍帯(へその緒)につながる血管というのは、生まれてから閉じる(という表現が正しいのかわからないけど通訳さんにそう言われた)ものなので、

静脈瘤ができていたとしても生まれてしまえばその後は一切問題がなくなるのだそう。

本来お腹の中にいたほうが赤ちゃんにとっては安全な場所だけど、臍帯静脈瘤があることでお腹にいる間は常に何らかのリスクが付きまとうから、

だからこそ正期産になったらすぐにお腹から出してあげましょうといわれていたわけですね。。

 

ただし産後も、静脈が通常より太いために閉じるのに時間がかかるかもしれないから、きちんと静脈が閉じたかの検査が必要になるといわれました。

検査は「全腹部の超音波検査」とのことで、つまり赤ちゃんのお腹にエコーを当てて検査をするもよう。

産後1~2か月後にと言われており、これから検査の予定なのでまた終わり次第どんなだったか更新したいと思います!

ちゃんと更新するかな?!

 

おわりに

最後の最後は胎児腹腔内臍帯静脈瘤とは全く関係のないところで破水、出産

しかも34w1dだったので、ただでさえ臍帯静脈瘤のせいで小さめだった赤ちゃんは結局1820gで生まれることになりました。

このあたりの話はまた出産レポの方で書いていきたいと思います。

 

ちなみに臍帯静脈瘤は早産の危険性もある、と聞いていたので、今回の破水は静脈瘤が何か関係していたのか?と念のため聞いてみたところ、

なんだか難しい話をいろいろしてくださいましたが結論、関係していたとは言えない、とのことでした。

 

あんなに悩みに悩んだ臍帯静脈瘤のことも、忘れつつあります。

2時間胎動がなかったらすぐに病院に来て、とか言われて夜も眠れなかったり(寝たけど)、

歩いていたり何かに集中していると胎動の確認を忘れてしまうので、

例えば友達と出かけていたりランチをしていたり、なんならゲームをしているときにいつの間に動かなくなっていたら、気付かなかった私のせい…みたいなこと想像して落ち込んだり、、、

今となっては良い思い出…ではありませんが、本当無事生まれてしまえばほかの問題が山積みなので思い出に浸るどころじゃなくなるんだなと実感。

 

無責任なことは言えませんが、これを読んでいる同じ境遇の方が、

同じ悩みを持っていたんだなとか、ほんの少しでも心が軽くなると良いなと思ってつらつらと書いてみました。

母子ともに健やかに過ごせますように…!

 

ここまで読んでくださりありがとうございました!