駐在妻として暇ぶっこきながら香港に滞在している中、妊娠と出産を経験しました。
香港出産レポを書いている方はたくさんいそうだけど、せっかく経験できたのでブログにまとめていきたいと思います。
誰の何の役にも立たないかもしれない情報まで死ぬほど細かく書くつもりなので、第何弾までいくのか、果たしていつ書き終わるのかわからないのですが、ちまちま更新していこうと思います。
もし更新が途絶えたり遅すぎて、これ気になるんだがー?!早く教えろー!!なことがありましたらいつでもgmailあてご連絡くださいまし~!
然るべき写真がないのでアイキャッチ用。無事退院した日のマチルダ国際病院からの景色
はじめに
モノローグ的な何か
ここは個人的に日記みたいに書いてるだけなので読まなくて大丈夫です。なら書くなってね!
2019年夏に香港に来たときには既に20代後半。
完全に出産適齢期、且つ香港に来た時点で仕事もやめているので妊娠出産育児をするにはもってこいなタイミング。
と、わかってはいても、超ビビリで英語もまったくできないために、夫から子供が欲しいねと言われても「生むのは私なんだ!!」「何かあって英語が話せないせいで最悪な事態になったらどうするんだ!!」などと逆切れし、
いったん香港にいる間は妊活をしないということで決着をつけました。
それがどうでしょう、1年半近く経ってみると、
・香港内の大体の観光地に行ってしまって、大変暇
・何度か病院を利用してみて、通訳さんがいるから意外となんとかなることが判明
・wellbe(夫の会社が契約している保険会社)なら24時間日本語で緊急電話ができることも判明
・30歳になっちゃった
ということで、そろそろ妊活してもよくない?という気持ちに。
何よりwellbeという会社の存在がかなり大きくて、これがなかったら香港で出産していないどころか妊活もはじめてなかっただろうなってくらいずぶずぶにお世話になりました。
というわけでその詳細は次の項目です。
私の前提状況
Wellbeの契約あり
夫の会社が契約してくれている保険会社?のようなもので、会社ごとの契約内容によっても異なるかもしれませんが、以下のような状態でした。
●24時間日本語で受け付けてくれる電話番号があり、そこに電話することで病院の予約をしてもらえる
●病院は基本Wellbeが提携している日本語通訳さんがいるところを紹介してもらえる
●日本語通訳がいない病院やクリニックの場合は、Wellbeのスタッフさんが通訳に同行してくれる
●基本的に病院、クリニックでの支払いは不要。病院からWellbeに請求がいき、自己負担分は後から夫の給料から天引きされる仕組み
というわけで妊婦検診に限らず、病院に行くハードルがかなり低い!
これがなかったら多分今回の妊娠出産は乗り切れなかったなと思います。
が、意外と周りの駐在妻さんでWellbe契約している会社の方に出会ったことがなく、まあそれでも香港で妊娠出産している方はたくさんいるのでなんとかなるんでしょう…!(適当)
また、詳細は後述しますが今回出産したマチルダ国際病院というところは日本人通訳さんがいるので、妊婦検診の通訳同行はもちろん問い合わせなども日本語で対応してくださいますので、Wellbeがなくともそこの安心感はあるかと思います。
とかいって私は妊婦検診は全てWellbeの方に来ていただいたので、詳細・確実な情報ははマチルダに直接ご確認くだされ~!!
その他私の状況
これまた需要ある情報かわかりませんが、私個人の状況としては、
・今回の妊娠出産が初産
・英語がスーパーできない
・妊娠出産にかかる費用は全て夫の会社負担
てな感じでした。
こんなんでも香港で出産できちゃったので、もしこれ読んでる中で不安になっている方がいらっしゃいましたらご安心ください(?)
香港での出産を決めた理由
今回香港滞在中に妊活を始めようとは決めたものの、当初は香港で出産するか日本で出産するかまでは決め切れていませんでした。
たくさん悩みはしましたが、香港での出産を決めた理由は主に以下の通り。
・Wellbeの契約があること
・費用が会社負担であること
・産前も産後も夫が近くにいてくれること
・夫が立会いできる可能性が上がること
Wellbeについては前述のとおり、その他ちょこっと補足したいところは以下に追記します。
産前も産後も夫が近くにいてくれる
夫ラヴ精神と基本的に甘ったれ精神が強く、結婚してからも弱音も含めて何でもかんでも夫に聞いてもらっていた身としては、辛い時期や不安な時期に夫がそばにいないのは結構な痛手でした。
その点日本に帰らないことにより、香港でいつもの生活を送りながら何かあってもすぐに夫に直接話を聞いてもらえるのはかなりでかかったです。
また、これは私にしか当てはまらないことかもしれませんが、
夫は香港に来てからほぼ残業がなく、大体19時ころには毎日家に帰ってきてくれるのも大きな理由でした。
さらに運良く今の上司がかなり理解のある方で、何かあったときに早退やお休み、在宅などの調整・相談がしやすい状況だったのもありがたかったです。
日本だと残業三昧&クソ上司だったみたいなので…
夫が立会いできる可能性が上がる
計画無痛のつもりだったとはいえいつ何があるかわからないと思うと、急な陣痛や破水があった場合に香港から日本だと駆け付けるのは難しい。
香港での出産を決めてしまえば何かがあっても、単純に距離の問題ですぐに駆け付けてもらうことができるので、立会いしてもらえる可能性が格段に上がるかなと考えていました。
ちなみにここまで立会いを希望していた理由は、出産を目の当たりにしてほしい(そして産後はめちゃくちゃ労わってほしい)からです。笑
まあこれらの「香港で生みたい理由」以外にも「日本で生みたくない理由」として実家に帰りたくないってのもありましたが(小声)、
そんなこんなでいろいろ考えた結果、英語話せないくせに香港での出産を決めたのでした。
実際34週1日という想定外すぎる早いタイミングで破水してしまいましたが、夫が横で寝てるタイミングだったのでそこから病院に行くのも、当日の出産にも無事立会いしてもらえたので香港で出産して良かったなと思っています。
香港の出産事情
※2023年時点、Wellbeの方や知り合い、友人などから聞いた情報です。そのため「らしい」「模様」みたいな表現しかでいないので、確実な情報が必要な場合は別途入手ください!
※何か間違った情報などあれば指摘いただけると幸いです!
クリニックと病院
基本お医者さんは街中にクリニックを持っていますが、香港は家賃がめちゃくちゃ高い&街中は土地がめちゃくちゃ狭いので基本小さく、
クリニックでは通常の検診はできても出産までは対応していません。
というわけで出産時は大きな総合病院を間借り(という表現が合ってるかわからないけど)して出産対応しているらしいです。
つまり一人の医師が複数の総合病院を利用し、そのまた逆も然りで一つの総合病院を本当に何人もの医師が利用している、という状況のよう。
※今回私がお世話になった先生はマチルダ国際病院専属のドクターだったため、他の産院での対応はしていないようです。という感じで恐らく例外も多々あり
そのため妊婦検診は街中のクリニックに通い、出産時のみマチルダ国際病院に行けば良いという仕組みなのは大変助かりました。
マチルダ国際病院はビクトリアピークという山の上のほうにあるので通うとなったら大変なわけです…。
前述のとおり香港はとにかく街中の家賃が高くて狭いので、マチルダに限らず大きな病院は山の中など辺鄙なところにある場合が多く、そのためにそういう仕組みになっているとのことでした。
無痛分娩が主流
香港に限らず日本以外の海外は無痛分娩のイメージですが、実際に香港は本当にほとんどの人が無痛分娩を選択するそうです。
むしろ選択というまでもなく、当然無痛で、希望する人は自然分娩というかたちになっているようです。
お医者さんと話していても無痛分娩と自然分娩をあわせて当然のように「普通分娩」という言い方をするので、
最初のころは「普通分娩」と言われたら「え、無痛分娩希望なんですけど」と思ってしまっていました。笑
ちなみに無痛分娩の中でも陣痛を待つものと計画無痛分娩どちらになるかは、それぞれのお医者さんの考え方による模様ですが、今のところ聞いた話だと計画無痛分娩が多いようです。
また、先に手術日が決められるからと、特に医学的な理由もなく帝王切開にしたがるお医者さんもいるらしいとの噂もあり。笑
ただ私が遭遇した2名の先生はそんなことはありませんでした。(結果的に帝王切開になりましたがそのお話はおいおい…)
妊婦検診
妊婦検診は大まかに、初期は2週に1回、そのあと月1になり、臨月のころから週1になります。日本とほぼ一緒ですかね?生んだことないのでわからん。笑
流れ?など私が実際経験した内容については、また別途記事にする予定です!
私立病院と公立病院
出産に限らずだが、病院は私立と公立に二分されます。
比較するとこんな感じ。
●私立
・高い(妊婦検診約15,000円、出産費用300万弱でした)
・何か問題があれば公立に転院になる
・基本病院・クリニック内はとても綺麗
・待ち時間が短い
※公立と比較して。妊婦検診は長い時で30分超待つこともありました
●公立
・安い(妊婦検診タダ、出産費用役5,000円という噂)
・経験豊富なお医者さんが多く設備も整っている
※そのため持病などの心配ごとがある人は公立を選択する人が多いよう
・あまり綺麗ではないところが多いらしい
・待ち時間がとても長いらしい
※基本1~2時間待つという噂
価格差がかなりでかいので、妊婦検診は公立・出産は私立、逆に妊婦検診は私立・出産は公立という使い方をする人もいるんだとか。
また公立病院同士は患者の情報共有ができるため、何か緊急の際に別の病院に行くことになった場合でも過去の検診記録を診てもらえますが、
私立病院と公立病院はそういった情報共有ができないようです。
そのため私立で妊婦検診・出産をする場合でも、一度は公立病院にかかって記録を残しておいたほうが良いというお話も聞きました。
ただ先生に相談したところ、「その必要があればそのとき指示するよ~」と言われたので私は公立病院は結局一度も受診しませんでした。笑
この記事はかるーくまとめるつもりがまた結局長くなってしまった…。
こんな内容でこんなに書いてたら本当にいつ書き終わるんだろうか。
というわけでまず第一弾はなんだかよくわからない情報でしたが、これにて終了です!
ここまで読んでくださりありがとうございました。