香港で外食をしていると頻繁に目にするこの真剣に走るニワトリ君の食器たち。
この真剣な表情で走るニワトリに心を奪われてしまい…良いなぁこれ買えたら良いのになぁとブツブツ言っていたら、夫がバイブル(地球の歩き方)から素敵なお店を見つけ出してくれましたので、行ってまいりました!
粤東磁廠(Yuet Tung China Works)!
なんと職人さんが手書きで絵付けをしているという香港製の食器が買える場所ということで、食器なんて百均かニトリのものしか持っていない私は行く前からテンション上がりまくり!ガイドブックや様々なブログで紹介されまくっているので今更感あるかもしれませんが、値段が変わっているみたいなのでその辺含めてまとめてみたいと思います。
基本情報
訪問前の注意事項
事前に注意しておきたいのが、この2つです。
・店内がとても狭い
・空調がない
お店はそこまで広くはないところに、棚だけでなく床にもこれでもかというくらいお皿が重ねて置いてありますので非常に歩きづらいです。大きな荷物はお店の前の棚に置いておくよう案内されますが、さすがに貴重品を置いておくのは不安かと思いますので、貴重品だけが入る小さいバッグを持って行くことをオススメします。また、床のお皿に少しでも当たったらそれだけでお皿が雪崩を起こしそうなので、女性の方はふんわりロングスカートやワイドパンツは辞めておいた方が良いかも…。
またどこもかしこも冷え冷えの香港にしては珍しく空調がなく、窓を開けて換気をしているのみのようでした。11月中旬まで半袖でいられるくらい暑い香港ですが、我々が行った10月も夏みたいに暑かったです。そのため特に真夏に行く人は、なるべく軽装で行くこと・もしあれば携帯扇風機などを持参すること・汗っかきさんはハンカチを持参することをオススメします。
営業時間
2021年11月時点では、月~土の朝9:00~夕方17:00までと香港には珍しく朝型のお店です。日曜が定休日なので要注意。
今回は土曜日の朝10:00頃に行きましたが、意外と既にお客さんがいました。それもみんな日本人でびっくり。ちなみにお店自体はそこまで広くはないですが、本当に食器が山ほどあるのでゆっくり選んで1時間くらい滞在しました!
アクセス
MTR九龍湾駅(Kowloon Bay)のA出口から徒歩10分ほどで到着します。オフィシャルな行き方なのかはわかりませんが、香港ナビというサイトにとても丁寧な道順案内があり、しかもほぼ屋内を通っていけるので参考にさせてもらいました。本当は紹介したいけど、こういうところに勝手にURL貼って良いか分からないので割愛しますが…「
粤東磁廠 アクセス」とかで検索したらすぐに出てくると思います。(投げやり)
お店は九龍湾工業中心というビルの3階のUnit1-3にあります。外観はこんな感じのビル。
一歩ビルの中に入ると「エ、入って良いの??」と思うような見た目。写真に映り込んでしまったこのビルに似つかわしくないスタイルの良いお姉さんがズカズカ入って行ったので、意を決してついて行きましたが、警備員さんみたいな人に何も言われなかったので一安心。笑
エレベーターは両側にありますが、一部のエレベーターは3階には行かないものもあるので要注意です。我々はこれに気づかず一度別の階に行って降りてくるという不審な行動をしましたが、それでも警備員さんに睨まれることはありませんでした。
エレベーターを3階で降りるとまた「エ、本当にココ…?」という見た目をしています。お店はUnit1-3とのことなのでこの表示に沿って進みます…
曲がったらすぐにお店でした!入り口のところにおばちゃまが立ってて、ニコニコしながら迎え入れてくれます。恐らく広東語で「大きな荷物はここに置いてね」と棚を指さしながら言われますので、言うことを聞いていざ入店!
お店の中
お店の中に入るともう本当に目の前一面が食器!食器!食器!!!この中からお気に入りを頑張って探します。テンション上がる~!!けどとにかく写真の通り、床にもお皿が置いてあるために歩くスペースがかなり狭いので、テンションが上がりながらも細心の注意を払って物色します。
大きさも形も柄も様々、急須やマグカップも充実しています。
醤油皿に使えそうな小皿もあれば、誰が買うのか不思議なドデカイ壺まで。
これ本当に手書きなの?!と思っちゃうくらい繊細な絵のものもありました!怖くて値段は聞けず…(笑)こういうのってお皿として使うというより、飾り物なのかな?他にも急須と湯飲みのセット売りも。かわいい~~欲しい~~けど使うタイミングがないよ~~
なんとアフタヌーンティー用のお皿まで!めちゃめちゃ可愛いけどこれこそ使うタイミングないし何ならしまうスペースもない!左側の赤いお花柄?のものは、ペニンシュラ香港で実際に使われていたらしい?!ものらしいです。あとは置物なんかもたくさん!
お目当ての走る鶏のお皿も本当にたくさんの種類が!黄色い鶏バージョンもあったりして、めちゃくちゃ迷いました…!
この左の写真、右下の赤いやつってオードブル用の食器なのかな?こういうのも家族が増えたら楽しそうですよね!あとはおめでたい柄の蓮華も種類が豊富でした。
絵付けしているおじさまを隠し撮り。この絵付けができる人はもう香港には少なくて、跡継ぎもあまりいないことからどんどん値上げをしているらしい…。確かに見てみると、柄が同じものはほとんどズレなく絵付けされていて、本当に書いてるの?と何度も思ってしまうレベルでした。これを継ぐのは大変だよな~~
汗をかきながら1時間ほど物色して何品か購入。お皿は埃まみれですが、最後にトイレに案内してくれて手を洗って良いよ~と言ってくださったり、購入したお皿に少し色がはみ出てしまっているところがあったのでその場で塗りなおしてくださったり、お店の人は基本的にみなさんとっても優しかったです!(はみ出てしまってるのが手書きっぽくて良いよねと敢えて選んだものだったのは内緒です。笑)
購入品
今回の戦利品はこちら!
まずお値段は以下の通り。
・ポット 300HKD
・カップ 150HKD(1セット)
・トレー 150HKD
・角皿 150HKD(1枚)
・レンゲ 30HKD(1本)
別の人のブログで読んだときには、ポット150HKDとかって書いてあったので倍に値上げ…!他の物もやはり少しずつ値上げしているようでした(´;ω;`)
ちなみにポット・カップ・トレーはペニンシュラ香港で使用されていたものということで、裏面にはペニンシュラのロゴが!写真はないけどポットの裏にもロゴが入っています♪色違いの青も売っていたんですが、それっぽい(?)赤に。
そして角皿の裏には粤東磁廠のロゴ!可愛い!嬉しい!ちなみにこの右側の角皿の柄は中国の農村が描かれたものだそうで、この柄のものもいろいろなサイズがありました。
鶏柄のものは本当に本当に迷ったんですが…結局レンゲのみにしておきました。家にあるものと用途がかぶりそうだったり、この形ドンピシャ欲しいけどちょっと鶏の表情が違う…!とかいう謎のこだわりっぷりを見せてしまい…あんまり気にしないで買えば良かったなと少し後悔。でもレンゲは結構家で使っているので、大満足です♪
九龍湾は他に特に観光スポットがあるわけではないので弾丸ツアーの旅行の際にはちょっと微妙かもしれませんが、時間に余裕のある方は是非訪問をオススメします。とにかく見ているだけで楽しい場所だし、何より家族や友人へのお土産にもすごく良さそうなので日本に帰る前には必ずまた行こうと誓いました!
ちなみにお皿のお店はもう1店舗行ったのでそちらもゆくゆく更新したいと思いますが、こちらのお店の方がお店も広くて充実していたのでこっちのがオススメです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!